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腰痛は揉むだけでは解決できない!

あなたは腰痛になりました。
さて、どのように解決していきますか?

 

「整体にいこうかな?」

「鍼灸でも受けようかな?」

「いやいや、原因を調べるために整形外科にいこう!」

 

…まあ、僕の鍼灸を受けていただけるのが一番早いわけですが、このブログは“デキる”人のための健康情報をお伝えしています。腰痛にならないための情報も発信していきますので、どうぞ参考にしてください。

 

腰痛があると「揉んで解決だ!」というノリで、整体にいくことがあるかと思いますが、題名の通り、揉むだけでは解決できないものが正直なところです。筋肉が直接の原因ならば、筋肉にアプローチすることで解決できる可能性はあるかと思います。ですが、それで済むのなら、腰痛で悩んでいる人はいなくなるでしょう。

そもそも、腰痛の原因の85%が非特異性腰痛(=現代医学では原因がはっきりしない腰痛)です。なので、整形外科にいっても85%は解決できませんし、整体などで筋肉をほぐすだけでは根本的な解決にはなりません…。

 

今回は腰痛を引き起こす可能性を持つ原因をご紹介していきます。
腰痛が気になっていて、いずれかに思い当たるところがあるのなら、試してみる価値はあるかと思います!

 

原因①:マグネシウム

 

腰痛を引き起こす原因の1つとして、『マグネシウム不足』があります。

マグネシウムはミネラルの一種で、体内酵素(代謝をスムーズにおこなうための物質)の約300種類の酵素反応に関わっています。つまり、体内でおこなわれているほとんどの代謝や合成反応に必要となっております。

 

筋肉という視点でいうと、マグネシウムは筋肉の収縮に関わっていきます。
筋肉が収縮する際、カルシウムが筋肉細胞に入り込むことによって、筋肉が収縮することができます。そして、マグネシウムが作用してカルシウムが筋肉細胞から離れることで、収縮した筋肉が緩むのです。

マグネシウムとカルシウムの理想的な比率は以下の通りです。

 

マグネシウム:カルシウム=1:2

 

カルシウムの過剰、またはマグネシウムの不足によって、カルシウムが筋肉に入り込みすぎて、筋肉がけいれんしてしまいやすくなります。収縮した筋肉細胞がもとに戻ることができず、収縮した状態が続き、この状態は筋肉が緊張しているということです。

この状態は筋肉内の血流が悪い状態であり、疲労物質が蓄積していまいます。その結果、慢性的な筋肉の痛みや疲れにつながります。

 

 

原因②:メンタル

 

次に紹介する原因は『メンタル』です。
痛みを感じる脳のメカニズムは大変複雑なので割愛します。

重要な役割を果たしていると考えられるのが「側坐核」という部分です。側坐核は、痛みの信号が脳に伝達された後、痛みを和らげる物質を放出する仕組みに関係しています。

腰痛含め、慢性痛の患者さんの脳内の血流が、健常者と比べて著しく低下していることがわかっています。
慢性痛の大きな原因として、「側坐核の活動が低下して、痛みを抑える能力が下がっている」可能性が挙げられています。

側坐核の活動が低下する要因として、以下のことが挙げられます。

 

  1. 仕事上の大きなストレス
  2. 不安
  3. 抑うつ

 

などといった心理社会的要因が挙げられます。
こういったメンタルの問題が、痛みに対して敏感になっています。

 

 

原因③:睡眠

 

今回紹介する腰痛を引き起こす原因の最後は「睡眠不足」です。

日本人は睡眠不足です。何故か知りませんが、日本人は寝ずに何かをやり続けるのが好きなのか、美徳だとされています。個人的には、作業効率はもちろんのこと、健康の為にもグッスリ寝ていた派の人間です。

 

腰痛と睡眠不足との相関関係は数々の研究で明らかになっています。
研究によって、不適切な睡眠や中途覚醒が、腰痛を悪化させる可能性があると考えられます。

以下のことが、睡眠不足によって腰痛が引き起こされるメカニズムです。

 

  1. 成長ホルモンの放出が遮断される:人間は睡眠によって、身体の修復を行います。その中でも、成長ホルモンによって腰痛を落ち着かせ、同時に腰痛を含む全身の修復を行います。ですが、睡眠不足はこのプロセスを妨げてしまいます。
  2. 疼痛に対して感受性が高まる:睡眠障害は、中枢神経系の疼痛信号を過敏にさせてしまいます。これにより、身体の疼痛耐性を低下させる可能性があります。
  3. 炎症が悪化する:研究では、睡眠障害と炎症の増加には強い関連性があることがわかっています。慢性痛のために常に炎症が起きている状態で、それが睡眠の質の低下につながり、益々炎症が増加して痛みにつながってしまいます。
  4. うつ病の一因となる:睡眠不足とうつ病のリスク増加との間には強い関連性があります。研究により、うつ病は腰痛の発症の引き金になる可能性があるとされています。

 

 

各原因による腰痛の対策

 

以上のことから、ただ腰そのものに対策をしていても、根本的な解決になりません。
たとえば、睡眠不足がたたって腰痛になったのに、睡眠不足を治さないで腰ばかりアプローチしていては、ずっと腰痛が残ったままになります。

原因を分析して、各原因にあった対処法をおこなうことが腰痛改善の近道

 

マグネシウム不足の場合

 

マグネシウム不足なら、普段の食事に気を配る必要があります。

一般社団法人 日本生活習慣病予防協会の記事内にて、横田邦信氏による見解ですと、

 

日本人のマグネシウム不足の原因として考えられるのは“食生活の半欧米化”と“精製塩の過剰摂取”です。

戦後、日本人の昔からの伝統的な食生活が大きく変化し、特に大麦や雑穀などの全粒穀物の摂取が減りました。逆に高脂肪、高カロリーの摂取が増え、結果としてマグネシウムの摂取量が減少したと考えられます。

 

基本的に、マグネシウムは『穀物類』『海藻類』『豆類』に多く含まれています。
普段の食事にこれらを献立に取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

【マグネシウムが多く含まれている食品】

 

  • アマランサス 270mg
  • ホウレンソウ 40mg
  • アーモンド 270mg
  • ヒジキ 620mg
  • アオサ(乾) 3200mg
  • ゴマ 360mg
  • 納豆 100mg

※食品100gの含有量

 

【成人の1日の摂取量の目安】

 

  • 男性:370mg
  • 女性:290mg

 

マグネシウムは食事だけでは難しい場合があります。
なので、ある程度はサプリメントで補う必要が出てきます。

そのサプリメントも、品質を見極めていく必要があります。僕の場合はiHerbさんなどを活用していますので、よろしければリンク先をどうぞ!

 

 

メンタルの場合

 

メンタルなら、小さな目標を達成していく必要があります。

側坐核は「報酬」と深く関わっていることがわかっています。

例えば「達成感」も、側坐核はそれを「報酬」と捉える傾向があります。つまり「達成感」を積み重ねることで脳の側坐核の機能が回復できるのです。

 

活動が低下している側坐核を回復させる手段として、以下の実験があります。

被験者に、成功すればお金(報酬)がもらえると伝えた上で、簡単なゲームを行なってもらいました。するとゲームを進めるにつれ、側坐核の活動がアップしていったのです。

その他にも、いわゆる「一日一善」や「1日に20分散歩をする」といったことでも構いません。
ちょっとし達成感が側坐核を刺激し、痛みに対して強くなることができます。

 

 

睡眠不足の場合

 

睡眠不足なら、当然ですが睡眠の量と質を高める必要があります。

アメリカ睡眠医学アカデミーおよび睡眠研究会の共同合意声明では、睡眠時間は8±1時間が最善だと推奨されています。

さらに、成長ホルモンを放出させ、体の修復をさせるために睡眠の質にも気を配ってください。
なので、就寝前にはお風呂に入ることをオススメします。これにより、筋肉が緩むうえに入眠時には体温が徐々に下がっていることにより、スムーズに入眠しやすくなります。

 

 

 

腰痛を引き起こす原因は、いわゆるギックリ腰や腰椎椎間板ヘルニア以外にも、『マグネシウム不足』『メンタル』『睡眠不足』があります。これらの場合ですと、腰に対するアプローチは一時しのぎでしかなく、再発してしまうことがあります。

 

腰をほぐすことによってリラックスできるので、「メンタルが良くなるなら、整体も有効なんじゃ??」と思いでしょうが、リラックスという点でいうなら『森林浴』に軍配が上がります。なので、各原因にあった最適な対処をすることをオススメしております。

もし、自己管理の範囲を超えて腰痛が起きてしまったら、どうぞお気軽に僕のところにご相談ください。
鍼灸は筋肉へのアプローチもできますが、メンタルや睡眠の改善も可能です♪
腰痛は根深く、どんな理由であれ痛みとして表面化しているなら、大元は根深くなっていますので早めに解決しましょう!!

 

 

【参考文献】

[A double-blinded randomised controlled study of the value of sequential intravenous and oral magnesium therapy in patients with chronic low back pain with a neuropathic component.]

[The Lancet:Low back pain and psychiatric disorders]

[Increased Insomnia Symptoms Predict the Onset of Back Pain among Employed Adults]

 

 

 

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