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【1万時間の法則全否定】天才になれる要素とは?

『1万時間の法則』

皆さんも、どこかで聞いたことがあるかと思います。
ちょっと発展した言い方をするなら、

「1万時間費やしたら100人に1人の逸材になれる」

「それが2つあるなら、10,000人に1人の逸材になれる」

「もし3つあるなら、1,000,000人に1人のレアカードの完成だ」

といったものでしょう(確か、こんな感じかな?違ったらすみません…)。
ちなみに、僕個人の意見では、できることが多い方が良いとは思っています。

 

天才になれるかどうかは、以前の記事にも書いたとおり、1万時間練習しただけでは難しいところがあります。
この意味は『天才になれる要素は練習だけでは語れない』という意味です。
詳しくは、以前の記事で!

↓  ↓  ↓

一流の人と1万時間の実際

今回は、1万時間の法則の否定に追い打ちをかけていくような内容になっております。
ますます、天才になれる要素が、練習だけでは済まされなくなってきています(汗)

 

 

1993年の研究を再現した結果

 

2019年8月に出た論文で、1993年の1万時間の法則に関する研究を再現したという報告がありました。
結論から言うと、同じ現象が確認できなかったそうです!
2014年にメタアナリシスが出ていますので、信用性がとても高い結末を迎えていたのですが、更に否定してきたということです(汗)

 

これはケース・ウェスタン・リザーブ大学の研究で、実験内容は以下の通りです

 

  • 39人のバイオリニストを集め、スキルごとに「良い」「普通」「悪い」の3グループに分ける
  • 全員の練習量を聴取したうえで、それぞれのスキルを比較していく

 

サンプル数がわずかに多いものの、もともとの論文を再現しています。
ですが、この研究は、1993年にあった問題点である『研究者がバイオリニストのスキルを知ったうえで調査しているのではないのか?』というバイアスをちゃんと除外しています。

研究者がバイオリニストのスキルを知っていると、上手・下手に応じて質問や態度が変わってきます。
なので、バイオリニストが、そのような研究者の質問や態度によって、正確な回答をすることが難しくなるということがあったのです。

 

このバイアスを除外した結果、バイオリニストの練習量の違いは26%しか説明できなかったそうです!
更に、研究者によると『良いバイオリニストは、普通のバイオリニストと比較して練習量が少ない傾向にあった』という結論を出しています。

天才になれる・一流以上になれる要素は、余計に練習だけでは説明できないことがわかったということです。

 

 

 

天才・一流以上になれる可能性

 

練習がまったく意味を成さないわけではありません。
少なくとも、天才・一流以上になれる要素は練習だけでは説明がつかないというだけです。遺伝もあれば、環境によるものもあるという可能性だってあるわけですからね…。

 

いまのところ、有力視されているのが以下の2つです。
まずは思い立ったら即行動し、頭に詰め込めるだけ詰め込んでいった方が良さそうです。

 

 

スキルを学び始める年齢

 

当然ながら、若い方が脳の処理能力が速いのは言うまでもないです。

スキルを身に付けるためにも時間自体は必要です。
焦ってスキルを身につけようとはせず、脳が新しいことを処理する時間をじっくりと確保することも大切です。

 

脳を健康に保つという点で言うのであれば、食事に焦点を当てて見るのがアリです。
事実、健康的な食事をしている人ほど、メンタルが健全だという話があるほどです(参考にしているのはうつ病リスクの比較です)。

そこでオススメしているのが『MINDダイエット』で紹介されている食事です(今回の記事でダイエットという言葉は関係ないですが笑)。
MINDダイエットは「神経変性を遅らせるための地中海式&DASH食介入」 (Mediterranean-DASH Intervention for Neurodegenerative Delay)の略称で、この食事をすることで、脳を健康に保つことができます。

 

■MINDダイエットの推奨食材■

  • 葉物野菜(ほうれん草など)を週に最低6食分
  • その他野菜を1日1食分
  • ナッツ類を週5食分
  • ベリー類を週2食分以上
  • 豆類を週3食分
  • 全粒穀物を1日3食以上
  • 魚を週に最低1食
  • 鶏肉を週2回以上
  • オリーブオイルを料理油の基本にする
  • ワインを1日にグラス1杯

 

■MINDダイエットの非推奨食材■

  • 赤肉(牛肉など)は週4食以下
  • バターとマーガリンは1日テーブルスプーン以下
  •  チーズは週1食以下
  • 菓子類は週5食分以下
  • 揚げ物やファストフードは週1食以下

 

 

ワーキングメモリー

 

いわゆる“天才”と呼ばれている人たちは、並はずれたワーキングメモリーを持っているとされています。
ワーキングメモリーとは短期記憶を司っている部分で、一定期間記憶を保存する・メンタルコントロールなどといったことを担っています。

僕らが新しい能力を身につけるには、短期記憶から長期記憶へと置き換える必要があります。
一度に知識や技術を記憶できる能力を向上させ、結びつけ、定着させることで効率よく学習できるというわけです。簡潔に言うと、ワーキングメモリーが優れているほど、一度に学習できる量が増える・物事を処理する能力が速くなるということです。

 

ワーキングメモリーは鍛えることができます。
その方法の1つがマインドフルネス瞑想です。2012年の論文だと、1日20分ずつを2週間続けると、ワーキングメモリー機能が向上するとのことです。

マインドフルネス瞑想は簡単で、初心者は2分間何もしないまま、じっと座っているだけです。
これに慣れたら、今度は3分間呼吸に集中する・7分間何もしないままじっと座るという風にレベルを上げていきましょう。

集中力が続かなくても、落胆する必要はありません。
何も考えずに、瞑想にふけっていくことがコツです。

 

 

 

 

研究で分析された結果では、天才・一流以上の領域は、練習だけではたどりつけないようです。

遺伝や環境によるものだったり、推察では「学び始める年齢」「ワーキングメモリー」が絡んでくるとされています。どうしても高みへと進みたいのであれば、食事や瞑想といった工夫が大切といえます。

 

とはいえ、記事の中でも言った通り、練習をまったくする必要はないというわけではありません。

地道に努力をしていったり、気付いたこと・気になったことをメモするなりしていきましょう。
継続していけば、どこかのタイミングで花開くことがあるハズです☆

 

 

【参考文献】

[The role of deliberate practice in expert performance: revisiting Ericsson, Krampe & Tesch-Römer (1993)]

[Dietary patterns and depression risk: A meta-analysis]

[Child prodigy: A novel cognitive profile places elevated general intelligence, exceptional working memory and attention to detail at the root of prodigiousness]

[Mindfulness Training Improves Working Memory Capacity and GRE Performance While Reducing Mind Wandering]

 

 

 

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