メニュー 閉じる

【恐怖!】塩分の摂りすぎはアンチエイジングに良くない

今回は塩分にまつわる話をしていきます…。

以前の僕のブログでも、塩分について取り上げたので、そちらも合わせてお読みください。
ミネラルバランスは大事ですが、だからといって塩分の摂り過ぎはよろしくはありません。何事もバランスですからね!

問題のなさそうな量は前回でまとめましたが、どのあたりから怪しくなるのやら(汗)。

 

今回は、アンチエイジングの側面から、塩分の摂りすぎの危険性を解き明かしていきます。

減塩は良くないものの、摂りすぎることによる弊害もあるので、そのあたりの理解をしていきましょう。
アンチエイジングの為にも、ほどほどの塩分摂取を調整していく指標にしてください!

もちろん、前回の結論通り、天然塩で塩分は摂取してくださいね☆

 

 

塩分の過剰摂取が老化やアレルギー引き起こす

 

2015年に出たミュンヘン大学の研究を基に、塩分の摂りすぎがアンチエイジングに良くないことをご紹介します。

この研究は「マーズ520」という、将来の火星有人探査のために作られたロシアの実験場でおこなわれています。国際宇宙ステーションに似た環境で8ヶ月ほど暮らして様子をみるための施設での実験ですので、サンプル数は少ないものの、特殊な環境下なので、信ぴょう性はあるのかと思います。

 

参加者は6人で、30〜60日ごとに違う塩分量で過ごしてもらい、1日の塩の摂取量を3パターンで調整しました。

 

  1. 6g
  2. 9g
  3. 12g

 

そうした上で、血液検査をしたら、以下のことがわかりました。

 

  • 1日12gの塩分を摂取すると免疫細胞の数が激増した
  • 逆に1日6gにした場合、炎症性サイトカイン(IL-6やIL-23など)が激減した
  • 塩分を減らすほど抗炎症作用があるIL-10が増加した

 

塩分を減らすほど、炎症反応が減っていくというわけです。
炎症はアンチエイジングの大敵ですので、基本的に塩分の過剰摂取は止めようということです。
外食が多い人は要注意です!

 

さらに、塩分と炎症の関係性についてもご紹介していきます。
2016年にクリーブランドクリニックが出したレビュー論文によると、塩分の過剰摂取によってマクロファージ(M2)の活性を阻害してしまうのだそうです。

M2には組織の炎症をやわらげる機能があり、傷の治りを促進する働きがありますが、塩分を摂りすぎてしまうために、その機能が満足に働かなくなってしまうのです。また、塩分の過剰摂取はIFNγ の産生を増やすため、Tレグという免疫の暴走を防ぐ人体システムの働きが損なわれてしまいます。これらの現象が重なって、塩分が多い状況では炎症が進むことになります。

もしアレルギー体質の人が塩分を摂りすぎると、余計にひどくなるというわけです。
ちなみに日本人の塩分量は男性で11.1g、女性で9.4gなので、かなり高めです。WHOでは、1日の塩分摂取量は5g未満を推奨していますので、12gで炎症が目立ってくるのでそこを意識すると、ほどよい摂取量になるかと思います。

 

 

 

塩分の過剰摂取が腸内フローラを死滅させるかもしれない

 

あくまでも、塩分の過剰摂取が腸内フローラに悪影響を及ぼすかもしれないという話です。
塩分の過剰摂取と腸内フローラとの関係性を調べた実験が少なく、マウス実験なので参考程度にとどめてください。

 

たとえば2017年に出た論文だと、マウスに塩分の多い食事をさせると善玉乳酸菌が大幅に減少したことが確認されています。また、同じ年に出た別の論文だと、マウスに塩分の多い食事をさせたら体内の炎症が激増し、こちらも乳酸菌が減少していたことが確認されています。

動物実験ばかりですが、どの研究でも、塩分の多い食事をすることによって以下のような傾向が出たことがわかりました。

 

  1. 腸内の善玉菌が減少する
  2. 善玉菌が減少することによって免疫システムのバランスが悪くなる
  3. その結果として、体内の炎症が増加する

 

動物実験なので、ヒトにも言えるかどうかはわかりません。

おそらくですが、理屈としては塩分には抗菌作用がありますので、それが腸内細菌を死滅させている可能性があるのかもしれません。さすがに、塩分の摂りすぎによって腸内細菌が全滅することはないと思いますが、健康には良くないので、なるべく多く摂らないようにした方が良さそうです。

 

 

 

 

外食は多い人は、特に意識した方が良いですね。

前回の記事も鑑みると7.5~17.5gまではなんとかなりそうな感じはあるものの、それは野菜でカリウムを上手に取り入れてこそだと思います。基本的に1日5gを目標にしていくと、ちょうど良いところに納まるかと思います。

狩猟民族の食生活を参考にすることがあるのですが、彼等は塩分をほとんど摂らないようです。
ということは、ヒトは塩分の過剰摂取に適応できていないことが大いにあります。

 

あと、発酵食品が腸内環境に良くても、塩分を多くしているものは念のために避けるようにすると良いですね。

いきなり塩分の量を減らすと味気なくなりますが、健康的な生活をしていけば1ヶ月くらいで味覚が慣れますので大丈夫です!
健康のためにも、ほどほどに良い塩分摂取をしていきましょう!

 

 

【参考文献】

[Effects of dietary salt levels on monocytic cells and immune responses in healthy human subjects: a longitudinal study]

[Over-salting ruins the balance of the immune menu]

[High-Salt Diet Has a Certain Impact on Protein Digestion and Gut Microbiota: A Sequencing and Proteome Combined Study]

[Salt-sensitive alterations in gut microbiota impact Th17 cells and neuroinflammation]

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です