大仰なタイトルかもしれませんが、生きている以上、お金というものは大事にしておきたいものです。
少なくとも、資本主義である日本に住んでいるのなら、お金をもっていると何かと便利です。いわゆる『2000万円問題』が騒がれている現在、お金を稼ぐ・運用するという重要性を改めて知ることになりました。
「お金がない」等の欠乏感は、僕たちの心身に悪影響を与えるということが、あらゆる研究でわかってきています。「お金がなくても、私たちは幸せに生きていける!」という意見をお持ちの人もいますでしょうが、現実は残念ながら単純ではありません…。
今回は『健康×お金』ということで、「お金がない」という状況が、僕たちの心身にどのような影響を与えるかということをお伝えします。
これは研究によって解明されてきているものです。お金を満たすことが、僕たちの健康につながるということをお伝えしていきます!
≪Contents≫
『お金そのもの』が見た目に影響を与える
2017年にブランダイス大学が発表した研究で、『ストレスと見た目年齢の関係性』を調査したものがあります。
対象者は228人の26~75歳の男女で、10年かけて追跡調査がおこなわれました。方法ですが、参加者は自分が感じた年齢と自分の見た目年齢を報告し、傍聴者は写真に基づいて参加者の年齢を評価するというものです。
縦断研究ですので、RCT(ランダム化比較試験)よりかは信ぴょう性に劣るものの、それなりの精度です。
参加者のストレスの内容は、以下の5つに分類して調べました。
- 所得によるストレス
- 家族や仕事などによる人間関係によるストレス
- タバコなどによる身体的ストレス
- うつなどの精神的ストレス
- 睡眠の質や量によるストレス
これらのストレスを1(悪い)~4(とても良い)で評価してもらい、そのあと研究者が傍聴者に対し参加者の写真を見せ「何歳に見えますか?」と質問し、「私は○○歳に見えます。」という回答を集め、各種ストレスと見た目に与える影響を調べたのです。これによって、主観的にいろんなストレスが、どれくらい見た目に反映されるかがわかりますね。。。
結果ですが、高いレベルの経済的ストレスを報告した参加者ほど、実際の年齢よりも年齢が高いと認識され、見た目年齢の増加が大きかったのです!
経済的に余裕のある人ほど見た目年齢が若く、25歳以上になると実年齢より若く感じられやすくなるようですね。特に40歳以降では、経済的余裕がある人ほど見た目が実年齢より20%若く感じ、経済的地位が低い人ほど見た目年齢が増加することも明らかになりました(他の項目の影響による個人差がありますが…)。
性差に関してなのですが、女性に対しては年齢を低く評価しているそうなので、精度に若干のブレがあるようです(゜_゜>)
金銭的余裕を持つことがアンチエイジングの一歩
この研究で言いたいことは、『お金に困っている人ほど老けて見える』ということです。
あくまでも、ことお金のストレスは外見に影響がでやすいようなので、見た目を気にされる場合は早めに解決した方が良いですね。
個人的意見でもありますが、アンチエイジングを目指す場合、自分の満足が得られるほどには経済的余裕が必要になるのかもしれませんね。富裕層が若く・美しく見えるのは、エステに通う・サプリを使っているというより、『お金そのもの』が見た目を若く・美しく見せているかもしれません。
なんとも言い難い結果です・・・(@_@;)
ちなみに、科学的にモテない男女の特徴のワースト3位に『貧しすぎる』というものがあります。
もちろんお金持ちであればモテるというわけではないですし、貧しいからモテないというものではありません…。
程度の問題ですが、貧し“すぎる”ために63%の人(恋愛対象となり得る人や同性含めたもの)からモテなくなるということがおきます。これは、以降のブログにてご紹介していきますので、どうぞお楽しみに☆
お金がないと、あれこれと不安になりますし困りますから、それが見た目に大きな影響を与えるのでしょうね…。
寝不足の人は魅力度が下がるという話があるのですが、お金のストレスは寝不足以上の悪影響がありそうです。
なので、もしお金の問題があるのなら、兎にも角にも優先して解決していった方が良いでしょう。
見た目のこともありますが、お金などの欠乏感は、人の判断能力を鈍らせることが研究で明らかになっています。
鍼灸以外にも、そういった健康に関する解決法も心得ていますので、何なりとお申し付けください<m(__)m>
【参考文献】
[Stress and Subjective Age: Those With Greater Financial Stress Look Older.]