11月22日…は、いい夫婦の日だそうですねぇ…。
今回のブログを書いている僕は独身ですが、ご結婚されている方々には末永く幸せになってほしいものです。
生き方が多様化していますのでどんなあり方もいいハズですが、個人的にはパートナーは欲しいとは思っています(気が変わるかもしれませんが笑)。
まあ、1人だと、何かとさびしく感じてしまう性分ですので(^v^)
そんなわけで、今回は良い夫婦であり続ける秘訣的なことをお伝えします。
独身である僕がお届けすることなので、科学的根拠に基づいたアドバイスです。
参考にするには十分な内容だと思いますので、ご結婚されている人や結婚を予定されている人は、どうぞよろしくお願いします。
≪Contents≫
夫の家事参入が家庭を安泰させる
「夫が家事をすると、夫婦仲は良くなるし子供は良い子に育ちます♪」という結論を出した研究があります。
ご紹介する研究は2018年に出たアルバータ大学のもので、900人のカナダ人を対象にした研究内容です。
全体を以下の3グループにわけて、カップルの家事の分担レベルを確かめたそうです。
これにより、ライフステージごとの家事分担の変化を調べたというわけです。
- 成人への移行期(25才)
- 青年期(32才)
- 中年期(43才)
それにより見えてきたことが以下のことです。
- 25才前後の世帯では、貧困世帯ほど女性が家事をする傾向が強い
- 32才前後の世帯では、子供がいて労働時間が多いほど女性が家事をする傾向が強い
- 43才前後の世帯では、貧困や子供といった条件に関係なく女性が家事をする傾向が強い
男女平等の時代になっていながら、20~40代の間では、まだまだ「家事は女性がするもの!」という概念が残っている模様…。
海外の研究でコレですので、日本はおそらくもっとこの傾向が強いでしょうねぇ(汗)。
…で、ここからが本番です!
この論文の参考論文が実に興味深く、たとえば2003年のカリフォルニア大学の調査では『夫が家事をするほど夫婦仲が長続きする』という傾向があることがわかりました。
なんでも、この調査では、
- 子供たちと一緒に家事をすると、子供が良い子になる
- 妻は家事をしている夫を魅力的に感じる
だそうで、家事をしている姿を見た子供は友人関係も良好で、問題行動も少なく、メンタルが病むことも少ないそうです。妻も、家事をしてくれる夫に愛や思いやりを感じ、より強い絆が生まれるそうです。
研究者曰く、
男性が他の人のために家事をするとき、それは子供たちの協力と民主的な家族の価値を教えます。
男性は妻がすべての家事と育児をするだろうと思っていましたが、今では女性は労働力のほぼ平等な参加者であるため、男性は家を経営して子供を育てるのに必要な仕事をより多く担っています。
夫と妻の間で仕事をうまく分かち合うための鍵の1つは、ジェンダーエクイティの信念です。
今は女性も働いている時代ですので、家事のことはちゃんと平等になるように分担することが大切とのこと。
こうすることで、夫婦仲は深まりますし、その姿を見た子供はその価値観を継承してくれます☆
家事分担は主観的な平等感が最適
「夫が家事をすればいいのね♪」
…と、なんでもかんでも夫に任せればよいというわけではありません!
極論を言ってしまうと「だったら、君はいらないよね!」と夫に三行半を突きつけられるというオチが待っています。
2016年の1338組のパートナーを対象にしたドイツでの研究によると、こちらでも
- 男性が家事をするカップルは関係性の満足度が高い
- 男性が家事をする姿を見た子供にも良い影響がある
といった傾向が見られたそうです。
観察研究ですので因果関係のほどはわかりませんが、この研究では「家事が良い男女関係の指標になる」もしく「家事の分担により関係性が深まる」とも言えそうな結果になっています。
とりあえず、男性側が積極的に家事をすること自体は良さげなのは間違いなさそう!
…で、ここからがまた本番です!
この論文の結果にはもう2つありまして、
- 男性が家事をすればするほど良いわけではない!
- 男性の家事の分担量が女性を上回っても関係性は改善しない!
だそうです。
でも、あくまでも「2人とも平等に家事をしています」という主観的に平等であれば良いですね。
ある程度パートナー同士で取り決めをして、時間等で数値化してみると良いかと思います。
専業主婦でいられるくらいバリバリ働いている夫に家事のほとんどを押し付けるのは鬼ですし、夫が「俺がお前らを養っているんだ!」と家事を放棄するのはよろしくありません!
話し合って、どのあたりが真ん中なのかを決めて家事分担しましょう(^◇^)
基本的に、男性は家事に参加した方が良いですね☆
子供にも良い影響がありますし、家事をしている男性はステキだと感じてくれます。
今は男女平等の時代ですので、ここは平等に家事をしていき、後世に継承させていくことが望ましいですね!
個人的には家事は大好きです。
たまに面倒だとは感じますが、息抜きにするという感覚なら、スムーズにこなせていますね。
あとは、パートナーかなぁ(笑)。
【参考文献】
[Time, Money, or Gender? Predictors of the Division of Household Labour Across Life Stages]
[When Dads Clean House, It Pays Off Big Time]
[Skip the dishes? Not so fast! Sex and housework revisited.]