「不安を持ちやすくて困っている…」
と悩みをお持ちの方が多いのでは?
実のところ、不安を抱きやすいのは、それはそれでメリットがあります。
ここで簡潔に述べますと、
- 頭が良い
- 注意力が高い
- 用心深い
少しでも不安を解消したいからと、細部まで行動が行き届きますので、かなり良い仕事をしてくれます。
これが楽天的だと大ざっぱになりますから、不安を抱きやすいところの良い一面です。
無理をしてまで、不安を抱きやすい性格を直す必要はないですね!
それよりも人生に悪影響を及ぼすものがあり、それをどうにかした方が、人生を楽しく生きることができます。
確かに不安を抱くことで、お酒を飲み過ぎるといった行動に移ることがあります。
ですが、それよりも厄介な感情というものがあり、不安よりもそれを解決した方が建設的です。
今回は、そのことについて解説していきます。
『自尊心の低さ』が自己破壊行動を引き起こす
これは2018年のマンチェスター大学などの研究で、707名(うち119名はLGBTQ)の学生に「これまで自己破壊行動(自傷行為や薬物依存など)をしたことがありますか?」と尋ねた調査があります。
被験者全員の不安傾向やパーソナリティなどと合わせてチェックしていき、1つの結論に至りました。
それは、『LGBTQの35%が何かしらの方法で自殺を試みたことがあるのに対し、ヘテロセクシャルはわずか14%だった』とのことです。
さらに詳しく調べていくと、『LGBTQやヘテロを問わず、もっとも人生に悪影響を及ぼしたは「自尊心の低さ」だった』そうです!
研究者によると、自尊心の低さによってLGBTQの学生たちの自己破壊行動リスクを引き起こしているのだそうです。
恐ろしいことに、自尊心の要素を組み込んでしまうと、不安やうつの影響レベルはいとも簡単に打ち消してしまうとのこと…。
LGBTQの学生は、差別や偏見などのせいでキチンとした自尊心が育まれず、自己破壊行動をとりやすくなります。
自尊心とは、簡潔に言うと『現在の自分に価値があると思える状態』を指します。たとえ自分がおっちょこちょいでも、自分が「こんな自分でも楽しい趣味に打ち込めているし、人生は楽しいものだなぁ~」と思っているなら、それは“自尊心が高い”と言えます。
これが「おっちょこちょいで迷惑をかけている自分は、こんな世界にいてはダメなんだ!!」みたいな感じになると、それは“自尊心が低い”となってしまいます。
不安やうつを簡単に覆してしまいますので、まずは今の自分を受け入れることが大切になってくるでしょう。
不安に関しては上手に活用していけばいいのですが、自尊心はしっかりと高めていった方が良いですね。
なにせ、不安やうつを簡単に覆してしまいますからね…。
思っている以上に自尊心の低さによる悪影響が大きいものなので、たとえばセルフコンパッション(自分を許す)をして、自尊心を高めていきましょう。
放置すると自分の人生が崩壊してしまいますので、早め早めの処置が望ましいものです。
今後も自尊心の低さのようなネガティブな感情についての情報を発信していきますので、僕のブログを楽しみしてください。あと、キチンとした悩み(チクチク攻撃みたいなもの以外という意味ね)がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください☆
【参考文献】
[Psychological Correlates of Self-Harm within Gay, Lesbian and Bisexual UK University Students]