ビジネスにせよプライベートにせよ、説得が必要な場面はありますよね?
説得というと大げさかもしれませんが、何かしらのお願いをするとき、どうにかして聞きいれてもらいたいもの。
無理を押しとおすことなく、相手が応じやすく説得術を、今回はご紹介していきます。
説得力の高い人の話し方について
ミシガン大学の実験で、100名のテレマーケッターにお願いして1380件の通話記録をもらい、それらのデータをチェックしていったものがあります。
具体的なチェック項目が以下の3つ。
- 話のスピード
- 話のピッチ
- 話の流暢さ
データを比較していき、成約率の高いテレマーケッターが、どのような話し方をしているを導き出していきました。
その結果、以下の3つのポイントがあることがわかりました!
- 理想的な話のスピードは秒間3.5ワード
- 一定のピッチで淡々と話す
- 10秒ごとに「えーっと…」などの言葉をいれておく
話のスピードについてですが、イメージ的には、ていねいに読み上げるニュースよりかは早いけど、それほど速すぎないスピードという感じですね。
相手に、もっと聞きたいと思わせるスピードは、気持ち的にちょっとだけ速めに話すようにすると良さげです。
話のピッチについてですが、実際のところは一定のペースで安定した話し方が相手は受け入れやすいとのこと。
イキイキと楽しそうに話した方が信用しやすいイメージですが、なんか変な勧誘みたいですし、なんだかんだで落ち着いた感じで話した方が良いということですよねぇ。
話の流暢さについてですが、あまりに流暢に話しすぎると、かえって怪しまれるとのこと。とはいえ、あまりに滑舌が悪いと、それはそれで知的さが欠けて信用が得られません。
なので、一定のピッチで話しながらも、「あー」や「なので~」、「そうですねぇ…」といった合いの手みたいなものをはさむのが理想的だとしています。
研究者によると、
『話し手は適度な速度で話した方が、相手を賛成させることができる。
また、我々は当初、抑揚をつけた話し方をしたほうがいいのではないかと予測していた。しかし、実際は話の抑揚や明るさは成功率に何も影響を及ぼさなかった。抑揚が強すぎると、どこか作り物めいた印象を与えてしまう。』
と評価しています。
なので、相手を説得するなら、気持ち速めで気持ちぎごちなく話すのが良いでしょうね。
僕も気をつけよう(汗)
【参考文献】