感情のコントロールには『リアプレイザル』が、かなり優秀です。
たとえば怒りの感情も、上手にコントロールして引きずることを回避することができますのでオススメしております。
八つ当たりしても、その効果はドンドン薄まりますし、人間関係が悪くなるだけです。自分の機嫌は、自分で立て直すのが一流への一歩かと思います。
そんなリアプレイザルですが、「不安にも効果がある!」という研究がありますので、それをご紹介していきます。
不安を抱えやすいという人は、参考にしてみると良いですね♪
リアプレイザルによる不安のコントロールについて
これは2013年に出た論文で、リアプレイザルによる不安制御の関係性を調べた研究となっております。
以前にも書いたのですが、リアプレイザルとは日本語で『再評価』という意味がありまして、とある状況を見直してみる感じですね。たとえば、怒っている人がいたとして「なにイライラしてんだよ!」ではなく、「なにかあってイライラしているんだろうな…」みたいな。
この研究では179名の健康な男女を対象に調査しておりまして、
- 対象者全員の普段の感情コントロール方法を尋ねていく
- 普段、どのような状況でどれくらいの不安を感じてるかをチェックする
- 得られたすべてのデータを比較していく
その結果、リアプレイザルを使っている人は、自分の感情を抑え込んでいる人と比較して、社会的な不安が少なく一般的な不安も少なかったことがわかったそうな…。
なんでも、リアプレイザルを用いている人は、不安を感じることがあると「これは高みへとつながる絶好の機会では?!」と解釈しているようです。この解釈が、ネガティブな感情による悪影響を上手に回避しているかもしれないというのが、この研究の結論です。
研究チームは、
不安に影響する遺伝的または環境的な要因に対し、我々ができることは少ない。
しかし、我々の感情コントロール戦略を変更することは可能かもしれない。
不安を感じやすい性格は確かにありまして、けっこう生まれつきなこともあります。
まして、日本人は元々不安を感じやすい民族なので、どうしても些細なことで不安を感じます。
なので、いかに不安をコントロールするかというところに注力するかが大事でしょうね!
といったことで、不安を感じやすいなら、その捉え方をコントロールしていきましょう。
まあ、言うは易しなので、なかなか難しいものがあります。
とはいえ、まったくできないわけではないので、やってみる価値は十分にあるかと!
あと、不安の感情にもメリットがありますんで、良い塩梅の不安があれば役に立つものです。
何事も挑戦です!
損することはありませんからね☆
【参考文献】