このブログを書いている現段階では、科学的にショートスリーパーになることができません。
あれは言わば「特別な人」なので、ショートスリーパーになることを諦めた方が無難です。
ですが、やりたいことがたくさんあるのなら、寝る時間が惜しいと考えてしまうことがあります。
個人的には、キチンと目標を決めて計画を立てた方が効率的だと考えてしまう人間なのですが、そうも言っていられない状況もあったりします。その場合を考えると、睡眠の質を上げて睡眠時間を少しでも短くするという手段もアリかもしれません。
なので、今回は『睡眠の質を上げるお風呂やシャワーのベストなタイミング』について解説をしていきます。
どうぞ参考にしていってくださいませ♪
お風呂やシャワーのベストなタイミングについて
参考にしているのは2019年に出たテキサス大学などの研究で、調査のテーマとしては「就寝何時間前にお風呂やシャワーを済ませればいいのか?」というところ。
この調査は5,322件の先行研究から信頼度が高い17件をまとめてくれたメタ分析でして、
- 何時のシャワーで入眠しやすくなるのか
- 総合的な睡眠時間は長くなるか
- 睡眠効率は改善するのか
- 主観的な睡眠の質は改善するか
といったポイントをチェックしてくれています。
睡眠効率というものは「自身が寝たいタイミングで眠れているか」で、睡眠の質は「自身に眠れた感があるか」ということ。
ここまで徹底的に調査してくれているメタ分析なので、データの質としては十分に信用できる内容となっております。
結論を先に述べますが、解析によってわかったことは、
- お風呂やシャワーは就寝1~2時間前がベスト
- 温度は40~43℃がベスト
ということです!
このガイドラインを守ることで、眠りにつくまでの時間が普段よりも10分くらい短縮できるとのこと…。
こういったことが起きる原因ですが、もちろんメンタルのリラックス効果がありますが、他に「入浴やシャワーによって体温が下がるから」というものがあります。
矛盾しているように感じますが、
- お風呂やシャワーによって全身の体温調整システムが起動する
- システムの起動により、血流が手足の末端まで良くなる
- 手足の末端は放熱効果が高く、上がった体温が拡散されていく
- その結果、深部体温(脳や内臓の温度)が下がっていく
人間の身体は常に一定の環境になるよう調節されていまして、上がった体温は、その分だけ下げようとします。
で、深部体温が下がることは眠気を誘うことになりますので、必然的に睡眠の質が上がるというわけですな!
といった感じで、睡眠の質を上げるお風呂やシャワーは「就寝1~2時間前で温度は40~43℃」が良いという話でした!
大体の感覚で「寝る90分前に40℃のお風呂ないしシャワー!」という風に覚えるのが良いかと思います。
寝る直前だと体温が上がっている状態なので、睡眠に悪影響がでますのでお気を付け下さい。
僕はお風呂が大好きなもので、週一は必ず銭湯に行っている人間です☆