筋トレをしていて嬉しいことは、やっぱり見た目に変化が起きることですね!
だいたいの目安ですが、2週間くらいしていけば効果が実感するかと思います。
運動の効果の実感については過去のブログに書いていますので、それらも合わせてお読みください♪
今回ですが、熱心に筋トレをしていても、見た目には変化がなくて切なくなる時があります。
ですが、『たとえ筋トレの成果が出ていないように見えても、神経はシッカリ鍛えられているんだぜ!』という話があるので、それをご紹介していきます。
見た目に変化がなくてモチベーションが落ちてしまうことがありますが、決してムダなことではありませんので安心してください!
どうぞブログを読んでいき、筋トレに励んでいきましょう!!
筋トレによる神経適応について
これは2020年に出たサルを用いた実験でして、動物実験ではありますが参考になると思います。
「人間と動物は違うのでは?」とお思いかもしれませんが、この実験の内容的に、メカニズムは人間も変わらないですから十分なものです。
大まかな実験内容は、以下のとおりとなっております。
- サルに重りのついたハンドルを片腕で引く訓練をさせる
- 12週間のトレーニングをおこない、その間で少しずつウェイトを上げていく
- 腕の筋肉の電気活動を測定する
その結果、効果はすぐに現れたようでして、トレーニングを続けるうちに筋肉の電気的反応が右肩上がりに増加していったそうです。また、3ヶ月後に脳のRST(運動を制御するエリア)を刺激させると、トレーニングした腕により強い反応があったようです。
当然なのですが、筋肉を動かすためには筋繊維の1つ1つを収縮させる必要があります。
よって、筋肉を鍛えるには、その大前提として神経を鍛えるところから始まります。脊髄につながる脳の神経回路を制御することで、はじめて筋肉が鍛えられるのです。
このことについて研究者たちは、
レジスタンストレーニングは筋肉を鍛えるだけでなく、神経系も鍛えることができる。
新しいトレーニングプログラムの最初の数週間で上腕二頭筋が成長しなかったとしても、肩を落とす必要はない。ウエイトリフティングは筋肉と神経系の両方を鍛える。
ボディビルダーは筋肉量に注目することが多いが、我々が真に興味を抱いているのは、その根底にある神経系の変化である。もし筋肉の強さをもたらす神経基盤を理解できれば、ケガや病気による筋力低下に悩まされている人たちを助ける技術を開発できるかもしれない。
筋トレをしている方もケガで満足なトレーニングができない方も、身体を動かすことによって、とにかく脳の神経回路を鍛えることができます。
僕の個人的な感想ですが、筋肉をメチャクチャに大きくするよりも、神経を研ぎ澄ます方に重きを置いています。
だから、この実験結果の方がモチベーションが高くなっている次第です。とはいえ、筋肉自体はしっかりとしていた方が良いのも当然なので、最適な筋トレボリュームを基にトレーニングに励むのがよろしいかと…。
筋力を鍛えればパフォーマンスは確かに上がりますが、神経系の発達の方がより上がるような気がする僕です☆
【参考文献】
[Cortical, Corticospinal, and Reticulospinal Contributions to Strength Training]