いろいろな目的で運動をすることでしょう。
美容のため、肉体強化のため、広く言えば健康のため…。
今回は、「健康のために必要な運動の要素は、強度よりも○○である!」というテーマでブログを書いていきます。基本的に運動は健康のためなので、そのために必要な要素を解説していきます。
どうぞ、よしなに♪
確率された活動による認知機能向上とうつ病リスク低下
これは2022年に出たピッツバーグ大学医療センターなどの研究でして、まず結論を述べますと「毎日30~60分のハードな運動をする人は、1日中ウォーキングといった軽い運動のみの人よりも健康レベルが低かった。」そうです。つまり、運動の強度よりも持続時間の方が重要ということで、「健康に良いのはわかるけど、運動は苦手…」という人にとっては、運動へのハードルが下がって嬉しいことですね!
研究チームによると、
人々は往々にして、「健康になるためには、運動の強度が重要である」と考える。
しかし、より重要なのは運動の持続時間かもしれない。スプリントやマラソンをする必要はなく、単に一日中活動的であればいいのである。
この結論に至った理由ですが、研究にて65歳以上の男女1,800名のデータを用いて、対象者全員に加速度計をつけてもらい、全員を1週間モニターで監視することでわかったそうな。対象者の生活を追っていくと、脳の動きが活発でメンタルも安定しているグループは、朝7時またはそれ以前に起床し、一日中活動的に生活を送っている傾向があったそうです。
研究チームによれば、「多くの健康な高齢者は、ルーティーンが確立されていて、平均して午前7時前に起床し、毎日15時間ほど活動し続けている。」とのこと。およそ30%の対象者は、日々のルーティーンが正確で、1日中アクティブなため健康レベルが高かったそうです。他方、別の30%の人達は、1日の起床時間にムラがあり、その影響で認知テストの成績も悪かったそうです。
さらに研究チームは、高齢者の活動パターンについて、以下のように述べています。
高齢者は活動パターンが乱れていることが多々あり、これが健康問題に関連していることを示唆している。
規則的な活動様式を目指すことで、健康を改善できるかもしれない。多くの人々は、質の良い睡眠と運動の重要性を認識しているものの、この図式に欠けているのは、概日リズムに沿った活動様式かもしれない。
要するに、
- 一定の活動パターンを確立させること
- 負荷の軽い活動をし続けること
これが大切というわけです!
もちろん概日リズムには個人差があり、早起きが難しい人は一定数います。なので、起床時間を一定にさせ、自身のルーティーンを確立させることが、健康への近道だと思います☆