現代の女性で多く悩まされているもののひとつに、生理痛がありますね。
僕が鍼灸整体師なもので、そういった悩みの解消のお手伝いをさせていただいているところです。もし、PMSなど、生理にまつわる悩みをお持ちの方は、どうぞお問い合わせください♪
…まあ、宣伝はここまでにして本題に入りますが、もし、生理痛がヒドイなら、薬ではなくビタミンDを摂ると解消できるという話をしていきます。鍼灸整体師としては、なんでも薬で解決していこうということは回避してほしいと願っています。まずは、自身の栄養状態など見直していくことから始めるのがよろしいかと思っております。
今回のブログを、どうぞ参考にしていってください。
ビタミンDによる生理痛への介入
これは2023年に出たメタ分析でして、原発性月経困難症の女性695名(13-40歳)を対象に調査をおこなったものとなっております。
9件のランダム化比較試験をまとめたもので、データの数がかなり少ないものの、バイアスのリスクが少なく、精度が高い結論を導き出してくれています。実験の内容ですが、使われたビタミンDは、
- 300,000IUの単回投与(2試験)
- 3,000IUまたは300,000IUの月1回投与(3試験)
- 50,000IUの週1回投与(3試験)
- 5,000IUの1日1回投与(1試験)
となっております。
試験期間は1~4ヵ月のあいだでおこなわれております。
そして、分析によって得られた結論ですが、次のとおりとなりました。
- 全体の分析を総括して、ビタミンDサプリによって生理痛が軽減することが判明した。
- サブグループ解析では、ビタミンDサプリを服用する回数や期間に関係なく、生理痛が緩和する可能性が示された。
- 生理痛が緩和する効果は、ビタミンDサプリの摂取量が1週間あたり50,000IU以上で統計的に有意となった。
正直なところ、1週間あたり50,000IU以上という量は、サプリの摂取量としては多めで、むしろ摂りすぎよる弊害が気になってしまいます。
とはいえ、ビタミンDは栄養学ではかなり注目度の高い栄養素で、積極的に摂ってほしいのは間違いありません。日本人の98%は潜在的にビタミンD不足であることがわかっていますので、少なくとも、サプリで補充するのは賛成ですね。太陽の下で運動をして、そして食事から摂取できるビタミンD2を摂るのが良いでしょう。
それでもって、1日につき2,000IUのサプリを飲み続けるとちょうど良いのかと思いますね☆