糖質制限論争や脂質制限論争など、ダイエット界隈では、いろいろな論争が勃発しています。
過去の結論ですと、「どちらも、同じようなダイエット効果があるよねぇ~」っていう感じ。僕の過去のブログでもそのことについて触れていますので、よろしければお読みください。遺伝子も調整した状態でも効果に差がなかったものなので、健康診断の結果を基に、ダイエット方法を選択するのがベストかと思っております。
とはいえ、確かに「この人に効果があったけど、あの人には効果がなかった!」なんてことも存在しているのは事実としてあります。今回は、「ダイエットの効果は遺伝子によって決まるのか??」について、深掘りをしていきます!
遺伝子によるダイエット効果の有意差
これは2023年に出たRCTで、この実験の内容は、145名の参加者を10種類の遺伝子をもとに、「脂肪反応者」(理論上、高脂肪食でも太りづらいとされる人々)と「炭水化物反応者」(理論上、高炭水化物食でも太りづらいはずの人々)に分類します。
そして、
- 高炭水化物食を食べる脂肪反応者
- 高脂肪食を食べる脂肪反応者
- 高炭水化物食を食べる炭水化物反応者
- 高脂肪食を食べる炭水化物反応者
というように、全体をグループ分けをします。
それぞれのダイエット法を12週間続けもらい、 各参加者の身体に起こった反応をチェックしたそうです。遺伝子上、最適だと判断できるダイエット法を振り分けて、その明確な差を見極めていったということですね!
その結果、大まかな結論としては、「ベースラインのインスリン感受性や遺伝子に関係なく、高炭水化物食や高脂肪食を 続けた人たちの結果は同じだった。」と、過去に出した結論と変わらなかったそうです。インスリン感受性レベルはダイエットの進捗によっても変わるけれども、これらの違いを基に食事法の効果が変化する事は無い可能性があります。
当然ですが、今回の結論や過去の結論が同じだったからといって、これではっきりとした結論が出たとは言えません。今回の結果の詳細を見ていくと、 ダイエット法の効果の差は、生理学的な要因よりも、むしろ心理学的な原因が左右している可能性が高いかもしれません。
つまり、星の数ほどあるダイエット法の中から、
- 自分の好み
- 価値観
- ライフスタイル
etc.
で自分にマッチングしたものを選択すると、ダイエットが捗る気がしますね。
当然ですが、健康を害してしまうダイエット法はオススメしません(同じものしか食べないなど)ので、最低限の栄養管理はしてくださいね☆