「孤独感は健康に著しく悪い!」は、最早常識レベルとなっております。
「いやいや、俺は1人の方が全然ラクだしww」という人もいらっしゃいますが、やっぱり誰かとつながりがあった方が幸せで、それこそ、よほどの才能がないと孤独に耐えることができません。人間である以上、健康を考えるなら、他者との関係を良好にするのがベターでしょう。
そんな折、強い孤独感を改善するお手軽な方法があるというので、今回は、それを紹介していきます♪
感謝の気持ちと孤独感との関係性
これは2024年に出たメタ分析で、感謝の気持ちと孤独感の関係を調査した過去の研究から26件のデータを選抜し、計9,679名分のデータを分析したものとなっております。
結論を申し上げますと、
- 感謝の気持ちと孤独感の間には中レベルの逆相関があり、感謝の気持ちが強い人ほど孤独感が少ない。
- 見知らぬ人に対しても関係なく感謝した場合、その人が孤独感において平均以下のスコアを獲得する確率は62.4%だった。
とのこと。
孤独感が強い人は、うつ病や心血管疾患、認知障害がひどくなる、免疫機能の低下、死亡リスクの増加などの傾向があるものの、感謝の気持ちがもたらす効果が孤独感の悪影響を打ち消してくれるようです。
研究チームによると…、
感謝はポジティブ心理学の重要な構成要素であり、身体的・精神的健康の両面に関係している。他方、孤独感は、社会的関係の欠如から生じる嫌悪的な感情体験である。今回の分析では、感謝の気持ちと孤独感の関係性が、全体的に非常に密接だったことに大変満足している。この結果は、感謝のレベルの向上が、より大きな対人回復力と関係していることを示唆している。
感謝の気持ちが高まれば、人間関係は良くなり、それによって孤独を感じなくなって良いよねっ♪…ていうことです。
当たり前を当たり前と思わず、常に感謝の気持ちを大切にしていきたいものですよね☆
【参考文献】
[Meta-analysis of the association between gratitude and loneliness]