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「ファスティングをすると、頭がボーッとする…」は事実なのか

健康法のド定番とも言える“ファスティング(断食)”、健康法のアドバイスでは、無難なチョイスな感じとなっております。

最近では色々なファスティングが出てきておりまして、たとえば、過食と断食を繰り返す『隔日断食』というのもありまして、ファスティングといっても多種多様です。ダイエット(体脂肪を落とす)や血糖値のコントロール等が主な効果でして、やっぱり肥満解消を狙ってファスティングをすることが多いのかと思います。そんなファスティングですが、気になるのが「ファスティングをすると、頭がボーッとする…」という点です。まあ、脳は結構エネルギーを消費する器官で、1日あたりカロリーの約20〜25%を消費します。

科学的にみて、実際に頭が上手く働かなくなるものなのでしょうかね?

 

 

ファスティングによる急性的な認知機能への影響

 

これは2025年に出たザルツブルク大学のクリストファー・バンバーグ氏によるメタ分析で、信ぴょう性の高い70件以上のデータを分析し、ファスティングと認知機能の関係を総合的に評価したものとなっております。

対象となったのは3,484名の健康的な成人で、平均断食時間は12時間、222の効果サイズを分析していったそうです。まず結論から言いますと、ファスティングから起因する認知機能の低下は、ほとんどないことがわかったそうです。まずですが、記憶力や注意力、反応速度などのテストや断食時間(12時間〜24時間の範囲)に関係なく、概ね一貫した傾向だったとのこと。要は、お腹が空いたことで頭が上手く働かなくなる心配は、ほとんどないということです。

僕含め、ファスティングをしている人にとっては、安心する結論となりました。

 

もちろんですが、ここで話が終わることはなく、研究チームはファスティングにおける大切な要点を教えてくれています。

 

■時間帯

まずですが、ファスティングの影響は「時間帯」によって変わるのだそうです。

研究の多くは、空腹の状態で午後に認知テストを受けた人の成績が、満腹の人よりも低いという傾向があったとのこと。ただこれは、断食時間が長さの影響ではなく、「サーカディアンリズム(概日リズム=体内時計)の影響では?」という推測をされております。つまり、午後になると誰でも認知機能が低下する傾向があるので、空腹の状態では、その傾向がより顕著になる可能性があります。

それを考慮すると、ファスティング中に重大な作業をしなければならない場合、午前中に済ませた方が良いかもしれません。

 

 

■ケトン体によるエネルギー補助

僕らの身体の構造として、食事を摂取していないと約8〜12時間でケトーシスに入り、エネルギー源がブドウ糖からケトン体にシフトします。

この状態では、ケトン体が脳のエネルギー供給を補助してくれていまして、初めの段階では多少の認知機能の低下があっても、時間の経過によって回復するとしています。つまり、頭が働かない感覚は、ファスティング初心者にみられる一時的な反応で、“慣れ”によって認知機能が安定すると推察されています。

 

 

■子供には悪影響

大人は悪影響が少ないものの、多くの研究では、空腹の子どもは認知機能の成績が明確に低かったとのこと。

これは、成長期の脳がエネルギー不足に弱く、子どもにとっては食事が重要だということになります。なので、子どもは基本的にファスティングはNGということを知っておいてほしいです。

 

 

■身体がファスティングに慣れるまでの期間

最初のうちは、空腹によるストレスで、結果的に認知機能が低下しやすいというデータが確認されたそうです。

注意点としては、ファスティングに慣れるまでの時間についてはデータが少なく、この分野については検証が必要な様子です。体感的にも、初めの1~2週間はイライラするけど、そのうち慣れるのは実際に良く聞く話なので、ファスティングをしたい人は、自身の身体と相談しながら様子をみていきましょう。

 

 

 

 

以上のことから、現段階でのファスティングにおける“認知機能に関して”の結論としては、

 

  1. 大人の場合、12〜24時間なら認知機能への悪影響は、ほとんどない。
  2. ただし、作業をしなければならない場合、午前中に済ませた方が良い。
  3. 脳がケトーシスに慣れることで、認知機能が安定感する。
  4. 初心者は、慣れるまでの1~2週間くらいは認知機能が低下するかもしれない。
  5. 子どもに関しては、ファスティング禁止!

 

ということになるでしょう。

ファスティングによって頭が働かなくなることは、あまりなく、身体も頭もスッキリすることが多いかと思います。僕もリーンゲインズは5年以上続いていますし、現在も悪くなっていることはないと思っております。なので、健康法としてファスティングを活用することは、個人的にオススメしております。

僕も40歳になりましたし、より健康に取り組んでおります☆

 

 

【参考文献】
[Acute Effects of Fasting on Cognitive Performance: A Systematic Review and Meta-Analysis]

 

 

 

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