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「ゲームやSNSにハマるとメンタルがダメになる」問題について深掘り!

ゲームをすると頭が悪くなる!
SNSは、子どものメンタルを破壊する!

なんてことが、昔から議論されております。明確な答えが出ていないのですが、「ゲームがトラウマの解消になる」といった話もあり、一概にゲームを悪と決め付けるのは早計としています。SNSについても、「1日30分なら問題ないだろう」という話もありまして、ゲームにせよSNSにせよ、要は“付き合い方”の問題だと個人的には思っております。

今回はそんな、ゲームやSNSについて、「ハマるとメンタルがダメになる」問題について深掘りしてきますので、どうぞ参考にしていってください!

 

 

ゲームやSNSによる思春期初期~中期へのメンタルの影響

 

これは2025年に出た、イギリスのグレーターマンチェスターの25,629 名の青少年 (女子 51%、ベースライン時の平均年齢 12 歳 7 か月 (SD = 3.58 か月) )を対象にした調査です。

同じ子どもたちを3年間追跡して、「ゲームやSNSの利用頻度が多い子」と「そうでない子」のメンタルを比較していき、さらに「ある子どもが昨年よりゲームやSNSにハマった時、その子のメンタルは悪化したかどうか?」という“本人のメンタルの変化”も評価しております人数が多く、信ぴょう性としては、十分にある内容かと思います。

ちなみに、この調査でいう「メンタルの悪化」とは、いわゆる「内在化症状」を意味していて、不安や抑うつ気分、自己否定などといった、自分の内側に向かうネガティブ感情を指しております。

 

この調査によって得られた結論はと言いますと…、

 

  1. ゲームやSNSの利用頻度が多くても、その後のメンタルヘルスへの悪影響がほとんどなかった。
  2. 「ゲームやSNSの利用頻度が多くなった年」と「その翌年のメンタル状態」を分析したところ、ゲームとSNSがメンタルの悪化につながる傾向は確認されなかった。
  3. ゲームやSNSの利用方法を「アクティブな利用方法(投稿や会話など)」と「パッシブな利用方法(スクロールなど)」などに分けて分析しても、ゲームとSNSでメンタルが悪化する傾向が確認されなかった。

 

とのこと。
つまり、ゲームやSNSの利用頻度が多くてもメンタルヘルスにほぼ影響がなく、使い方が悪くてもメンタルが悪化することがないかもしれないということです。

 

 

 

 

当然ですが、この調査によって完璧な結論に至ったわけではなく、更なる深掘りが必要です。

ただ、この研究内容だけで判断すると、「ゲームやSNSが原因で思春期の子のメンタルが破壊される!」といったことはなく、因果関係と相関関係が混同している可能性があります。たとえるなら、ある子どもがメンタルが病んでいると同時にSNSにのめり込んでたとすると、「メンタルが病んでいる子どもがSNSに逃避している」のか「SNSにのめり込んだせいでメンタルが病んだ」のかわからない状態だということ。

もちろん、ネットリンチや睡眠不足、有害コンテンツなど、短期的に悪影響を与えるものは確かに存在します。ですが、ひとまず、ゲームやSNS“そのもの”でメンタルがダメになると短絡的に断定は出来ないのが現状です。僕個人の意見としても、ゲームやSNSといった“ハード”ではなく、使う人の心情や背景という“ソフト”の側面が問題なような気がしますね☆

 

 

【参考文献】
[How do social media use, gaming frequency, and internalizing symptoms predict each other over time in early-to-middle adolescence?]

 

 

 

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