今回は、「お酒は健康に悪いから、飲まない方が良いぞ!」…なんていう健康的な提言はしません。
お酒もたばこも、いわゆる嗜好品なので、健康によろしくないことは重々承知のうえで楽しむもの。「健康が~…!」などと言っていると、人生が窮屈になりますので、中毒にならない程度なら良いのだと、個人的には思っております(ちなみに、僕は単純にたばこが嫌いですし苦手です)。
なので、ここで「お酒の好みでも、性格が反映されるみたいだぞ!」っていうマメ知識をご紹介していきますので、ちょっとした話題にしてみてください♪
性格によるアルコール度数の好みの違い
これは2025年に出た調査で、テーマは単純に「ワインのアルコール度数(ABV)の好みで、性格(ビッグファイブ基準)を予測出来るのでは?」というもの。ビッグファイブとは、性格に関する研究で用いられる評価基準で、科学的に、もっとも信ぴょう性のあるものとしております。
ビッグファイブは、その名のとおり、以下の5つで構成されており、
- 開放性:知的好奇心や創造性、冒険心、芸術的感受性
- 誠実性:勤勉さや責任感、真面目さ、目標達成への意志と計画性
- 外向性:社交性や活動性、積極性、刺激への欲求
- 協調性/調和性:他者への思いやりや親切心、利他性
- 神経症傾向:不安や緊張、ストレスへの敏感さ、情緒不安定
これらの特性がアルコール度数の好みへつながっているのかを検証していったというわけです。
調査の内容ですが、ECサイト上のワイン消費者レビュー9,917件を集計し、自然言語処理(BERT)で文章から性格傾向を推定していきます。これを、対象者が購入したワインのアルコール度数と照合して傾向を評価していったそうです。
結果なのですが、
- 開放性/調和性が高い人:総じて、アルコール度数が「高い」ものを好む傾向があったそうです。最も明確だったのが、開放性が高い人ほど、アルコール度数が高いワインを選ぶそうです。開放性が高い人がアルコール度数の高いものを好む理由としては、アルコールが多いワインは、ボディが重くて粘性があって味わいが複雑なので、このような性質を好むとのこと。調和性の高い人がアルコール度数の高いワインを好む理由としては、彼らが社会的で「アルコール度数の高いワイン=格が高い」というイメージがあるため、社会的規範への適応として度数の高いワインを選ぶとのこと。
- 外向性/神経症的傾向が高い人:総じて、アルコール度数が「低い」ものを好む傾向があったそうです。外向的な人がアルコール度数の低いものを好む理由としては、可能な限りコミュニケーションを優先したいため、酔いすぎないために度数を抑えているのだろうとのこと。神経症的傾向の高い人がアルコール度数の低いものを好む理由としては、度数の強いお酒は、自我のコントロールの低下や不安感が強くなりやすく、それが怖いために弱い酒を選ぶ傾向にあるそうです。
- 誠実性が高い人:ビッグファイブで唯一、アルコールの強さの好みがなかったとのこと。その理由は、健康志向な人は弱いお酒を好み、品質志向の人は強いお酒を好む傾向にあり、この2つの嗜好が平均化された可能性があるとのこと。
今回の結果を見る限り、アルコールの好みは、「味」以外にも「心理」も影響されているかもしれません。自分や周りの人のアルコールの好みに意識を向けると、けっこう面白いですね☆
【参考文献】
[From Personality to Pour: How Consumer Traits Shape Wine Preferences and Alcohol Choices]