健康をあらゆる方面からアドバイスしている僕ですが、最近は科学的に有効な恋愛・結婚も取り上げています。
結構なほどアクセス数がありますので、僕が提供できるものが役に立っている実感がありますな(嬉)。
まあ、こういった内容は、恒久的に続いていくんだろうけど…。
結構なほど悩みますからね!
今回は、いろいろと議論になっている『結婚前に○○をすると××になる』を、科学ではどのように分析されているかを紹介していきます。
これがすべてではないのですが、一応は参考になる内容だと思います。
さてさて、どうなっているのやら…。
≪Contents≫
長期的にみると同棲は離婚率を上げる?
スタンフォード大学の研究で、アメリカ疾病予防管理センターがおこなってる「全国家族調査」(National Survey of Family Growth)というデータセットを使って調査しました。
調査の対象になったカップルの数は216,455組で、1970〜2015年のあいだに以下の人がどれぐらい存在するかをチェックしたうえで、イベントヒストリー分析を行なっております。
- 結婚前に同棲をしていたカップル
- 結婚後に離婚したカップル
これにより、結婚前の同棲が離婚と相関があるのかをチェックしたというところです。
同棲したカップルは末永く幸せになれるのでしょうか??
結果はというと、以下のとおりです。
- 結婚から1年後は、同棲しなかった人のほうが離婚率は高い
- 結婚から5年を過ぎると、同棲してた人のほうが離婚率は高い
- 結婚の前に、複数の相手と同棲した経験がある人ほど離婚率は高い
この研究でいうのなら、長期的にみると同棲している人ほど離婚率が高いというところです。
考察では、以下のように言われています。
- 同棲せずに結婚すると、両者の価値観の違いなどによって短期的には離婚しやすいのではないか?
- 同棲しての結婚は、両者の価値観などを理解しているため共同生活の問題はクリアしているのではないか?
- 同棲しての結婚は、両者の関係性が深くないので長期的には離婚しやすいのではないか?
この研究は5年以上追跡して分析したデータなので、質としては他の研究よりは有力です。
とりあえずは、参考にするには十分でしょう…。
その他の研究を見ますと、ノースカロライナ大学のレポートでは『社会通念の問題があるのではないか?』という推論を出しています。
具体的には、以下の流れがあります。
- 同棲は長期における離婚と相関関係がある可能性がある
- しかし以前は「同棲はいけない!」という社会通念があった
- 現在はそのような社会通念が薄くなったので、同棲による影響は少ないのでは?
このレポートの結論は、『高学歴ほど離婚しにくい』だそうで、高卒以下の離婚率は20年以内で60%だそうです。
現在のところ、ハッキリとした結論は出ていないものの、とりあえず同棲をした方が良いというデータが少ないのが現状ですね(@_@;)
ペットを飼うと婚期を逃す?
紹介する研究は夫婦を対象としたものですが、ペットを飼うことによる影響を推し量るには十分な内容です。
フロリダ大学の研究で、40歳未満で結婚5年未満の144組のカップルの夫婦を対象に実験を行っています。
実験の参加者には、以下のグループに分かれてもらいました。
- 可愛い動物の写真と自分のパートナーの顔写真を一緒になってみてもらう
- 特に意味のない写真と自分のパートナーの顔写真を一緒になってみてもらう
これによって、参加者たちに、どのような気持ちの変化が起きたのかを追跡したというわけです。
この実験は週3回おこない、6週間続けてもらいました。
その結果ですが、可愛い動物の写真と自分のパートナーの顔写真がセットになってみてもらったグループは、パートナーに対してポジティブになり、パートナーに満足感を抱いていたそうです!
当たり前といえば当たり前ですが、人間は可愛い動物に対してポジティブなイメージを持っています。なので、そのポジティブなイメージと自分のパートナーのイメージが結びつき、その人に対する印象も良くなるわけです。
ちなみに、この効果はお互いが深刻な状態に陥っていない場合に限り有効とのことです…。
子は鎹(かすがい)的な感じで、犬や猫でリスクヘッジを図るのもアリ…なのかも!
結婚前にまつわることについて、科学的見地で解き明かしてきました。
当然ながら科学が絶対ではないので、これらがすべてではありません。
とりあえず結婚前に同棲はせず、穏やかな気持ちでいられるようにペットを飼っておくのが良いのかと…。
ちなみに、僕は以前は犬派ですが、猫も好きになりました(笑)。
だけど、兄が猫アレルギーだから、僕も猫アレルギーかな?
余裕があったら、ペット可のマンションに引っ越して何かペットを飼ってみようかと思います☆
【参考文献】
[Cohabitation Experience and Cohabitation’s Association With Marital Dissolution]