「腹筋を割るからには、やっぱり腹筋運動をしないとっ!」
と思うのは、普通だったら思うところです。
僕の場合、正直なところ、あまり腹筋運動はしません。パフォーマンスに必要となったら、そのときに鍛えますんで、基本的に腹筋運動は二の次です。
今回は、ボディメイクをする際に気になる『腹筋を割るために腹筋運動は必要なのか?』について解説をしていきます。
腹筋運動による体脂肪減少について
2011年のサザン・イリノイ大学の論文で、座っていることの多い18~40歳の男女24名を対象にした実験があります。
まずは被験者全員の体組成や筋肉量をチェックし、以下の2グループにわかれてもらいました。
- 6週間で週5回、7種目の腹筋運動を10回2セットおこなうグループ
- 特になにもしないグループ(いわば比較グループ)
当然ですが、実験期間中は食事の量に違いが出ないようにカロリーを調整しております。
6週間後に再び被験者全員の腹部の体脂肪を計測したところ、『腹筋運動をしたグループは、腹部の体脂肪、ウエストサイズ、体重ともに、なにもしなかったグループと比較して何にも違いがなかった』そうです!
腹筋運動はカロリーの消費量が低いうえ、すでに運動だけでは痩せられないのは明確です。腹筋だけを鍛えたところで、腹筋を割ることは不可能とことが、この研究によって後押しされたわけです。
とはいえ、腹筋運動をしたグループは「シットアップの回数が増加した (47 ± 13回 vs 32 ± 9回)」そうですが、腹筋運動をすれば、その種目そのもののパフォーマンスが上がるのは当然と言えます。腹筋をわりたいなら、腹筋運動では、かなり難しいことがわかります。
そんなわけで、僕が「腹筋を割りたい!」と願う人にアドバイスを贈る場合、とりあえず『カロリーを気にしようね☆』と伝えます。
なんせ、運動だけでは痩せられないのは研究でも判明していますし、僕のブログでも説明しています。
食事にカロリー摂取もさることながら、消費カロリーにも着目していくことが大切です。
腹筋が割れるとカッコいいので、ボディメイクはカロリーに調整に限ります!
【参考文献】