本当に理解しているかは置いておくとして、他人の悩みに理解を示すことは大事!
大切な人(家族や友人、仲間とか)の悩みなどには、キチンと「理解してますよー」と言葉で伝える方が、悩んでいる人の気持ちがスッキリするとのこと。。。
研究によって明るみになっているので、今回はそれをご紹介します!
やっぱり、他人から理解してもらえるって、良いものだもんね♪
他人からの理解ある言葉でメンタルが改善する
これは2020年に出たオハイオ州立大学の論文で、300名以上の男女を対象に実験をおこなっていきました。
具体的な実験方法ですが、
- 被験者全員に、過去に経験したネガティブな体験を思い出してもらうように指示して、ネガティブな気分になってもらう
- その後、全体の半分には「理解の言葉」を聞いてもらい、残り半分には「無理解の言葉」を聞いてもらう
「理解の言葉」と「無理解の言葉」があるのですが、わかりやすくするなら、
- 理解の言葉:「わかるわかるー!」「それは落ち込んで当然だよね~~」
- 無理解の言葉:「えっ、なんでそんなことで落ち込むの?」「ちょっと意味分かんないんだけど…」
みたいな感じですね。
結果なのですが、理解を示してくれる言葉を聞いたグループの気分は、当然のように気分がグンと改善していきました。
研究チームによると『否定的な感情を処理しようとすると、かえって否定的な影響力が強まることが多い。しかし、ここで誰かがあなたの感情を正当化すると、肯定的な感情が緩衝材として働く』と語っています。
感情の正当化は僕らの感情を保護し、対人関係や治療でも好奇心を保つことができます。人は、理解されていると感じることで、自分の変化についてのフィードバックを素直に受けとめることができます。
コミュニケーションスキルの基本とも言えるのですが、まずは『相手の感情の正当化を優先』することが大切なんですよね~。
男性に多い傾向にあるのですが、よく「そのときは○○した方が良いよ!」というアドバイスをしがちです。ですが、ここは一度抑え込んで、相対する人の感情を尊重していきましょう!
たまーに、「この人、本当にわかっているのかな?」という思うくらいの共感をする人っていますよね?
ものすごく大げさにするのはなんですが、多少なりとも理解の言葉を投げかけることって大事です。
人間は社会的動物でして、ネガティブな感情を抱いていると、どうしても共感してもらいたくなるもんなんですよ。
なので、経験がないことでも「落ち込んじゃうよねぇ…」と、優しく理解を示してあげましょう!
不思議なくらい、相手の気分は回復していきますよ☆
【参考文献】
[The effect of validation and invalidation on positive and negative affective experiences]