あれこれ空想するのって、かなり楽しいですよね♪
実のところ、僕も脳内シミュレーションでバトルしたり、変なストーリーを作ったりすることがあります。
まあ、変なストーリーを作るのは単なる暇つぶしで、脳内シミュレーションは実戦を想像しながら素振りをしている感じです。
ちなみに、過去のブログで『空想を楽しむことで幸せになれるかもよ?!』ということも書いています。
そちらもどうぞお読みください☆
…で、今回も『「空想スキル」が高いほど人生が楽しい!…かも』という話をしていきます。
『楽しいことを考える』ことでポジティブな感情が形成できる
これは2021年に出たフロリダ大学などのチームによる研究でして、チームは「人々が空想を楽しむ方法を知らないかもしれない」と指摘しています。具体的に言うと、空想を有意義で楽しい体験にするために、「何を考えればよいかがわからない」ことが多々あるそうな…。
本来であれば、空想は人間を幸福にする道具として活用できるのに、みんながそのポテンシャルを理解できていない!…のだとか。多くの人が空想を楽しめない原因に、チームはまず「楽しい空想を描く作業は認知負荷が高い」と考えております。
なにせ、楽しい空想は、僕らの脳内で
- 俳優
- 監督
- 脚本家
- 観客
のすべてを同時にこなさないといけませんからね。
何もしていないように見えたとしても、実際的な認知負荷は、とても大きい作業なんですよ。
もうひとつの原因に、「なんとなくネガティブなことを空想してしまう」そうです。
実際に、この研究で行われた実験では、「意味のあることを想像してみてください!」と指示を受けた被験者たちは、人生の問題や仕事のトラブルといった、ネガティブな内容を考えることが多かったそうです。その結果、幸福度が低下してしまったようです…。
人間って、どうしてもネガティブな方向に目がいってしまうので、仕方ないですよね(汗)
そういうこともあり、研究チームは「我々は空想を楽しむ手助けをしたい!」とのこと。
人間の感情というものは、僕らの思考によって形成されます。
なので、空想を楽しむスキルは、ポジティブな感情を形成するための素晴らしいスキルにすることができます。
そこで、研究チームが勧める『楽しい空想スキルを高める方法』をご紹介していきます。
- 明確なテーマを決める:「過去にあった良い思い出(家族のイベント、学業やスポーツでの成功体験など)」や「将来の楽しみ(友人との出会い、休暇など)」といったように、具体的なテーマのもとに空想をする。この方法だと、漠然と「自分のほしいものを考える」といったあいまいなテーマよりも50%ほど多く空想を楽しめるようになるようです。
- 練習を繰り返す:大体の人が空想を楽しむトレーニングをしたことがないため、実際に具体的な空想になれるには反復練習が必要となるそうです。
- 空想と計画は切り離す:楽しい空想をするときは、あくまでも「将来、こんな友人ができると楽しいだろうなぁ」といったポイントのみに焦点をあてます。「理想の友達を作るにはどうすれば良いか?」といった具体的な計画を立てると、むしろ幸福度は低下してしまいます。
- 良い環境を整える:集中できない環境では良い空想は育まれないので、スマホの通知などといった障害は取り除いておきます。
楽しい空想は、僕らをポジティブにしてくれます。
苦しいときこそ、むしろ楽しいことを考えることが大切ですよね♪
研究チームは「楽しい空想は、我々の人間性を決定づける。それによって我々は、新しい現実を想像することができる。」とコメントしてくれています。
空想はお金がかかりませんし、マインドフルネスのトレーニングにもなります。
手軽にテンションを上げられるのが良いですよね☆