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あの俗説を徹底解説! -ボディビルダーは実は筋力が弱い-

「ボディビルダーの筋肉は役に立たないw」
「ムダ筋www」

なんてことを言う方々がいらっしゃいます。
大体こんなことを言う人というのは、ろくに筋トレをしたことのない人というのが好例です←偏見です

それはさておき、今回は『本当にボディビルダーの筋力は弱いのか?』について、徹底的に解説していきます!

 

 

ボディビルダーの筋肉の性質について

 

2020年に出た研究が、世間に出まわっている俗説を解説してくれているのでご紹介していきます。
この実験デザインをまとめますと、

 

  1. 6名のボディビルダー(筋トレ歴5年以上、週5で1セッション100分)と6名の筋トレ未経験者を比較
  2. 被験者全員の大腿部の断面積(CSA)を超音波で測定
  3. 大腿部の最大筋力も測定して比較
  4. 筋生検もおこない、筋肉の質などもチェック
  5. 以上を踏まえて、すべてのデータを比較

 

というのが一連の流れです。
簡単にまとめると、筋肉自体の太さと筋肉の最大出力をチェックして「キチンと筋肉の大きさと強さが比例しているのか?」を調査していったというわけですね~~。

「ボディビルダーは実は弱い説」は、筋肉の大きさに似合った出力がなさそうというイメージからきてるっぽいですしね…。

 

結果なのですが…、

 

  1. ボディビルダーは全体の筋肉の大きさに比例した筋力を持っていた(大腿部の断面積は未経験者よりも大腿四頭筋が32%大きく、筋力は大腿四頭筋が57.9%大きかった)
  2. ボディビルダーは筋繊維の固有筋力が低いという結果が出たが、補正することでグループ間の差は消失した
  3. ミオシン重鎖(筋力に関わるタンパク質)の量はボディビルダーと対照群で類似していたが、筋核の量はボディビルダーが多かった

 

ということになりました。
ということで、「ボディビルダーの筋肉は、大きさに比例した機能を持っている!」という結論でして、普通に強いということです!
まあ、サンプル数が少なすぎるし、横断研究なので長期的にみてどうなのかはわかりませんが…。

俗説がまん延している理由ですが、

 

  1. ボディビルダーは小~中程度の負荷でトレーニングをすることが多く、これは筋肥大を狙う場合、高負荷でなくても構わないため
  2. 小~中程度の負荷によるトレーニングは神経系に慣れがないため、高負荷の重量が上げにくい

 

ということがあり、「ボディビルダーは弱いwww」と思われがちなのです。
高重量を持ち上げるのは神経の問題であって、別に筋肉の問題ではありません。たとえば、野球のバッティングの飛距離が伸びない、ボクシングのパンチ力が弱いのも、あくまでその機能を筋肉が有していないだけです。

練習して神経を慣れさせさえすれば、筋肉に似合ったパフォーマンスができる!…というわけです(流石に筋肉だけの問題ではないですけど)。

 

 

 

 

ボディビルダー(後はフィジーカーも)は、あくまでも「筋肉の美しさ」を競う競技です。

筋肉を作り上げる為に、小~中程度の負荷でトレーニングをしているにすぎないため、「殴る、蹴る、走る!」などといった目的のトレーニングをしているわけではないです。
そういう偏見の下で「ムダ筋www」とさげすんではいけなく、彼らは彼らの目的のもとで筋トレをしています。

なんにせよ、筋トレをすれば、した分だけ強くなるという当たり前の結論ということです☆

 

 

【参考文献】
[Are muscle fibres of body builders intrinsically weaker? A comparison with single fibres of aged-matched controls]

 

 

 

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