スゴいストレスは。当然ながらメンタルに悪いのは言うまでもなし。
だけど、あまりにもストレスがないと、それもまた心身の抵抗力がなくなってしまいます。以前から「適度のストレスが僕らを健康にする」と言われていまして、やっぱり人生には刺激が必要なんですよね。今回は、そんな「適度なストレスは、僕らのメンタルの健康に良い!」という話が、新しい論文でも結論づけられたのでご紹介していきます。
どうぞ、よしなに♪
適度なストレスによる認知機能向上と精神疾患リスク低下について
これは2022年に出た論文でして、1,200名以上の若者を対象に調査をしたものとなっております。
この調査では、まず、対象者全員に自身のストレスレベルを回答してもらうようにお願いしていきます。そして、そのストレスレベルを、注意力、記憶力、タスク切り替え能力などの認知能力と比較していったそうです。
その結果、低~中レベルのストレスは、メンタルの問題に対する一種の「予防接種」のように働くことがわかったそうです。程度の軽いストレスがワクチンのように作用し、将来に起こる問題に対応できるスキルを身につけさせてくれるようです。
研究チームは、
ある程度のストレスがある環境に身を投じることで、よりパフォーマンスを上げて働くための対処が上手になる。
さらには、自身の能力を発揮できるよう、自身を整えることができる。
ストレスがある環境は人間の脳に刺激を与え、それが良い影響となりパフォーマンス向上につながるそうです。
注意点としては、ストレスの感じ方には個人差があることです。
低~中レベルのストレスの判断が難しく、ある人には大したことのない問題でも、ある人には重篤な問題だったります。なので、いままでの経験を振り返り、自身で「これくらいなら中レベルのストレスだなぁ~~…」という指標を作るのが良いのかな?…っと。
あと、研究チームは、
ある時点を超えると、ストレスは害悪となる。
貧困や虐待などの慢性的なストレスは、健康面でも精神面でも非常に悪い影響を及ぼし、免疫機能、感情のコントロール、脳の働きなど、すべてにダメージを与える。例えるなら、皮膚を使い続けていくと少しずつ皮膚は固くなっていくが、酷使すれば皮膚は手に負えないダメージを負ってしまう。
当然ながら、ストレスが持続すると心身ともに疲弊してしまいますのでご注意を☆