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【オススメ】筋トレ後に○○をすると、効果が更にアップ!?

「筋トレの後にコレをすると良い!」なんていう研究がありましたので、ご紹介していきます。

まあ、筋トレをして汗を流したのなら、皆さんは必然とすることなので今更な感じです。とはいえ、筋トレの効果をブーストしてくれることを認識した方が、モチベーション維持としても有益だと思いますので、知識として押さえておいてください。

爆発的なブーストではないものの、参考にするには十分な内容です♪

 

 

入浴による筋肉と疲労の回復

 

これは2025年に出た、中京大学による実験で、筋トレ未経験の若い男性31名(年齢:20.8 ± 0.5歳、身長:171.8 ± 6.1 cm、体重:62.6 ± 6.8 kg)を対象におこなわれました。

対象者全員には足の筋トレを2週間で5回おこなってもらい、その負荷は最大筋力の60%です。筋トレ後、参加者を以下の3グループにわかれてもらい、効果の比較をしていきました。

 

  1. シャワーのみ
  2. 36°Cのお湯に入浴する
  3. 40°Cのお湯に入浴する

 

入浴時間は10分間に設定し、その後に筋力や筋機能、心血管指標、主観的な回復感などを測定したところ、以下のデータが得られたそうです。

 

  • 「筋力(MVICトルク)」の変化については、統計的な有意差は確認されなかった。しかしながら、40°Cグループの“効果量”が一番大きく、傾向としては適温の入浴が無難と言える。
  • 「筋力アップ」に関しては、40℃の温浴が一番高く、次いで36℃の温浴、シャワーの順番で効果が大きかった。
  • 「筋機能(電気刺激による不随意収縮)」に関しては、シャワーのみで有意な向上が確認され、温浴では確認されなかった。
  • 心理面の評価としては、快適レベルのスコアがシャワー:0.25、36°C温浴:-1.17(やや不快)、40°C:1.55(かなり快適)
  • 筋トレ後の主観的な回復レベルのスコアがシャワー:0.75、36°C:0.67、40°C:1.36

 

総評すると、温浴による温熱療法が、筋肉の炎症や損傷を軽減してくれると言えそうで、40℃のお湯による温浴がベストだそうです(36℃はぬるいですからね笑)。以上のデータを実用レベルにまで持っていくと、次のように使い分けるとよろしいかと思います。

 

  1. 筋トレ効果と疲労回復:筋トレ後に10分の40℃温浴をおこない、筋力アップをブーストさせながら、回復感も向上する。
  2. 筋機能の適応:敢えて筋肉に僅かなダメージを残して適応反応が強く出させるため、試合期や成長期のトレーニングではシャワーを使っていく。

 

「完全にリラックスするなら40℃の温浴で、試合が近いならシャワーにする!」が最適解な感じでしょうな☆

 

 

【参考文献】
[Effect of home-based hot bathing on exercise-induced adaptations associated with short-term resistance exercise training in young men]

 

 

 

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