コーヒーが健康に良いというのは、すっかり世間に浸透しているかと思います。
代表的なものですと、カフェインやクロロゲン酸、ポリフェノールなどによる抗酸化作用、抗炎症作用が健康につながってるとされております。
もちろん、何事も過ぎたるは及ばざるが如しですし、夕方以降に飲むと入眠しにくくなる点は気をつけたいのですが、基本的に健康に良いので優雅に飲んでいきたい所です。では、そんな健康に良いコーヒーですが、「死亡リスクがバッチリ下がるコーヒーの飲み方と量って?」なことについて、解説していきます。
どうぞ、参考にしていってください♪
死亡リスクが下がるコーヒーの飲み方と量
これは2025年に出た調査で、1999年から2018年までの国民健康栄養調査(National Health and Nutrition Examination Survey)のデータとNational Death Index Mortality Dataをリンクさせて前向きコホート研究をしたものとなっております。
対象となったのは、20歳以上のアメリカ人成人(平均年齢 47 歳)46,222名で、追跡期間は中央値9.3~11.3年。24時間の食事記録をもとに「どのようなコーヒーの飲み方、量なのか」を記録、その後の死亡率(全死因・心疾患・ガン)との関係性を分析していったとのことです。単純な方法ですが、規模が大きく信ぴょう性のある内容かと思います。
結果なのですが、
- ブラックコーヒー(砂糖もクリームもなし):全死亡リスクが -14%、心疾患による死亡リスクが -35%
- 砂糖1杯あたり2.5g未満(小さじ1/2以下)、飽和脂肪が1g未満(10%クリーム大さじ1以下)のコーヒー:全死亡リスクが -14%、心疾患リスクが -25%
- 砂糖2.5g以上、飽和脂肪1g以上のコーヒー:死亡リスクの改善は確認されなかった
なんとなく予想できたことですが、基本的にブラックで嗜む方がベストで、微量な砂糖とクリームは許容範囲っていう感じでしょう。間違っても、砂糖やクリームをガッツリ添加するのはご法度ですね!
次に、ベストなコーヒーの量ですが、「1日2〜3杯のコーヒーで、死亡リスクが最大 -33%」とのこと。余談ですが、今回の研究では「デカフェでは効果が確認されなかった」という結果が出ているところです。これについては原因が不明で、この研究以外ではデカフェでも効果が現れていることが確認されておりますので、まだまだ追究していく内容でしょう。
僕自身の意見としては、「カフェインのべメリットが気になる…」な方は、デカフェでも大丈夫だと思っております☆
【参考文献】
[Coffee Consumption and Mortality among United States Adults: A Prospective Cohort Study]