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有能なリーダーに必要な、この“2つの性格特性”を紹介していきます!

僕は一般企業に就職したことがないので想像するしかないのですが、会社でのリーダーシップというのは大変だと思っております(もちろん、学生の方々も大変でしょう)。

特に、いわゆる「Z世代」なるものの評判もネット上で見受けしますし、リーダーシップの取り方に悩む方は、いますでしょう。今回は、有能なリーダーに必要な、この“2つの性格特性”を紹介していきますので、どうぞ参考にしていってください。

 

 

リーダーシップに有効な性格特性

 

これは2024年に出た、ドイツのオスナブリュック大学の研究チームによる研究で、主に「リーダーとして成功する性格特性」について調査したものとなっております。この調査で用いられた性格診断は、科学的にもっとも信ぴょう性の高い「ビッグファイブ」によるもので、調査の内容は以下のようになっております。

 

  • 大学生364名(平均年齢24.03歳、うち女性218名)を対象に、全員に事前に性格診断を受けてもらう。
  • Zoom上で4〜5名のグループ(全79グループで、男女混合グループが66グループ、同性グループが13グループで、うち女性のみが10グループ)を作り、「月面に不時着したら、15個のサバイバルアイテムのうち何を選ぶか?」という議題を実施する。各ラウンドでリーダー役を交代しながら議題を進行してもらう。
  • 議題が終わった後、各メンバーが互いにリーダーシップを評価する。

 

この研究のポイントは、実際の行動を記録した上で、対象者の性格とリーダーシップを分析したところにあります。また、「リーダーに選ばれやすさ」と「実際にリーダーとして成果を挙げられる能力」を分けて評価しているところも嬉しいです。

ちなみに、この研究における「リーダーシップとしての器」を評価するために使われた指標は、次の3つのとなっております。

 

  1. タスク指向行動:外向性があり、タスクにむかって、集中的・積極的かつ効率的に取り組んでいるか
  2. メンバー指向行動:他者との調和・協調性、信頼されているか
  3. 感情の安定:感情が安定しているか、落ち着いた立ち居振る舞いができているか

 

この3つの指標をもとに、「リーダーシップの評価」「タスク達成レベル」「グループ満足レベル」にどのように関係していくかを分析していったとのこと。

 

その結果、

 

  • 外向性が高い人は、リーダーに選ばれやすい
  • 調和性が高い人は、リーダーとしての実効性が高い
  • 感情が安定している人は、メンバーの信頼が高い

 

ということで、自分の意見をしっかりと言えて、他者と積極的に協力し、メンタルが安定していて落ち着いてる人は、リーダーとして選ばれやすく、実際のパフォーマンスも高いという、当然過ぎる内容でした。

そして、この研究のポイントは、「リーダーに選ばれる性格特性」と「リーダーとしての実効性が高い性格特性」が異なるというデータが得られたということろ。例を挙げるなら、今回の研究に登場する、ある女性は、「“外向的な魅力”が高く、すでに実際の企業でリーダーシップを取っているものの、“調和性と感情の安定”が不得手で、メンバーの意見を聞いたり協力し合ったり、落ち着いた行動ができず、リーダーとして上手に振る舞えない」といった評価がありました。つまり、リーダーとして選ばれるほどの外向性を持ってはいるものの、他者と上手に交流できず冷静さも欠けてしまっていたため、チームを引っ張ることが難しいというわけです。

カリスマ性はあるものの、実際にリーダーになったら実はポンコツだった…」という、良く聞く話です…。

 

 

 

 

以上のことから、リーダーとして必要なのは、「リーダーとして選ばれる外向性」と「リーダーとしてパフォーマンスを発揮できる調和性と感情の安定」ということ。

リーダーとして活躍していきたいなら、自分本来の性格と違っていたとしても、この2つの性格特性を上手にコントロールしていくと良いかと思います。あまりムチャをすると疲れますので、「リーダーとしての自分」を完璧に演じて、リーダーとして振る舞っていきましょう。研究内では具体的な方法は記載されていませんが、内容から察するに以下のことに気を付けるとよろしいかと思いますのでので、どうぞ参考にしていってください!

特に「感情の安定」がパフォーマンスに大きく影響しているようで、リーダーとしての一番の資質は、そこにあるでしょう。余談ですが、かつては「一貫性のある人格」が重要視されていましたが、近年では「性格特性を場面ごとに柔軟にコントロールできるか」が重要視されている様子。「自分の性格を知る、本当の自分はなんなのか?」も大切だけど、「この場面で必要なのはどの性格特性なのか?」に考えをシフトしていった方が良いかもしれませんね☆

 

■リーダーとして選ばれるための外向性

  • 積極的に発言する
  • 明るい雰囲気作りを意識する
  • チームの雰囲気をリードする
  • 雑談や軽い冗談を言って沈黙を避け、発言しやすくする
  • アイディアを自ら共有する
  • 喜怒哀楽の感情をオープンに伝える
  • 自分の成功体験をシェアして説得する
  • 適度なボディランゲージを取る
  • 初対面の人にも友好的な態度をとる

 

 

リーダーとしてパフォーマンスを発揮できる調和性と感情の安定

  • 自分の意見を押し付けない
  • メンバーの意見に傾聴する
  • 話すより“聞く”ことを優先する
  • 共感や感謝を積極的に伝える
  • 常に冷静にして、動揺を表に出さない
  • 意見が対立しても感情的に反応しない
  • メンバーの貢献を分かる形で道眼る
  • 会議や議論で沈黙が続いても苦にしない
  • 緊張や怒りがあっても落ち着いたトーンを保つ
  • タスクが遅れても冷静に優先順位を見直す

 

 

 

【参考文献】
[Differential Behavioral Pathways Linking Personality to Leadership Emergence and Effectiveness in Groups]

 

 

 

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