ダイエットブームが続く昨今、様々なダイエット方法が流行りましたね…。
中には眉唾ものがありますが、基本的には
「脂肪を減らしましょう!」
「糖質を減らしましょう!」
といったものです。
結局のところ、どんな食餌制限をすれば痩せることができるのでしょうか?
今回は、糖質制限と脂質制限のどちらが有効なのかを近年公開された研究を基にご説明していきます。
デキるビジネスパーソンや健康志向の人、体が資本の人には必見の回です。
よろしくお願い致します(^◇^)
≪Contents≫
健康的な食事をすれば自然と痩せていく
2018年の2月、米国スタンフォード大学医学部のGardner氏らの研究グループの発表で、糖質を制限したダイエットと脂質を制限したダイエットの効果の違いについて調べてくれました。
研究では609人の18~50歳の男性および閉経前の女性の肥満者(BMIでいうと28~40です。)を対象に、12ヶ月間に渡って調査を実施。糖質もしくは脂質を減らしたグループに分け、運動などの身体活動は、研究者の指示に従ってもらっています。
グループごとのメニューは以下の感じです。
- 低糖質グループ→穀物、米、デンプン質野菜、豆類の制限
- 低脂肪グループ→食用油、脂肪肉、全脂肪乳製品、ナッツの制限
そのほか、「野菜はちゃんと摂る」「追加糖分・精製粉・トランス脂肪酸の摂取は最小限にする」「あまり加工されていない食品を摂る」「可能な限り自炊し、栄養豊富な献立にする」といったことも心がけてもらいました。これは、かなり徹底しています☆
その結果、どちらのグループも体重の減少に差は見られず、5~6kgの体重減となりました!
唯一違ったのは以下の通り。
- 低糖質グループ→善玉コレステロールと中性脂肪の値が改善!
- 低脂質グループ→悪玉コレステロールの値の改善!
当然といえば当然ですが、一番痩せたのは野菜を沢山食べ、加工食品、ソフトドリンク、身体に悪い脂肪をほとんど摂らなかった参加者が一番体重が落ちました。
「個人差はどうなんですか?」という質問があるかと思うのですが、この辺はちゃんと遺伝子の調査も行なっており、糖質で太りやすいタイプや脂質で太りやすいタイプといったことも調べてもいます。ダイエットに関しては、両者とも全く差がなかったとのことです!
研究者曰く
「我々はお腹を満たすために食べるわけだ。
野菜でお腹を満たせばダイエットできるが、チョコレートやフライドポテトを炭酸飲料で流し込むような不健康な食生活をしていれば体重が増える。
ダイエットするならダイエットの方法を考えるのではなく、健康的な生活習慣を身につけ、カロリーを減らせば自然と体重は落ちるだろう。」
原因に合わせた食餌制限
この研究でいうのなら、1年間という期間で考えると低糖質も低脂質のどちらでも有効だということですね。
細かいところで違いがありますので、そこから自分にあったダイエット方法を導き出せるかもしれません。
たとえば、善玉コレステロールや中性脂肪の数値が引っ掛かっているのなら、それは糖質過多の可能性があります。その場合なら、糖質制限をおこなうことによって痩せていく可能性があります。
精製粉や精製米を最小限にするといった、血糖値が急上昇しない工夫をしていくと良いでしょう。
悪玉コレステロールの数値が引っ掛かっているのなら、それは脂質過多の可能性があります。その場合なら、脂質制限をおこなうことによって痩せていく可能性があります。
脂質の場合は、主にトランス脂肪酸、酸化した脂質といった体が悪くなる脂質の過剰摂取の場合があります。この2つの脂質を減らし、代わりにオメガ3脂肪酸やオメガ9脂肪酸に切り替えていきましょう。
糖質や脂質の過剰摂取、もしくは精製粉といった血糖値を急上昇させる食品、体を悪くする脂質の過剰摂取が原因で太ってしまうことがあります。自分の食生活を見直し、太ってしまう原因がわかれば、それに対処していけば、効率的に痩せていけますね!
もちろん、太ってしまう原因が、すべて食事というわけではありません。
睡眠や運動といったことも絡んでいますが、今回は食事に焦点を当ててお話をさせていきました。ダイエットやアンチエイジングといった類は、今後も僕のブログにて紹介していきます。
また、自分の体質を改善し、痩せやすい体にするお手伝いは僕がご協力できます。
よろしければ、僕のLINE@や問い合わせフォームにてご相談・施術のご予約を承っています♪