現代の日本人に多い、急な消化器系の不調…。
たとえば
- お腹が痛い
- ガスが溜まる
- 下痢や便秘を繰り返す
といった経験をされる方が多いですね。
たまになら誰しも起こり得ますが、もし定期的に続くのであれば、過敏性腸症候群(IBS)を疑ってみるのも良いのかと思います。
IBSはまだまだ原因不明なもので、下痢があっても、心因性もあったりウイルス性もあったりします。
下痢だけで「もしかするとIBSだ!」と断定できるものではありませんからねぇ~~。
…で、今回はそんな下痢を起こしがちな人に向けて発信していきます。
実は『下痢には○○オイルが効くのでは?!』というメタ分析がありますので、お腹がピーピーな人には朗報なのかと思います。
メタ分析にもいろいろと質があるのですが、エビデンスレベルだと上位に値するもの。
是非とも、参考にしてほしいものです!
IBSに対するペパーミントオイルの有効性のメタ分析について
2019年にメタ分析がありまして、これは過去のIBS研究から12件の優良データを抜き出して「ペパーミントオイルが原因不明の下痢や腹痛に効くのでは?」という疑問を突き詰めてものとなっております。
サンプル数は835と、メタ分析としてはそこそこのデータですね。
今回の研究で扱ったデータの詳細は、以下のとおり。
- 実験期間は2〜12週間(平均4週間)
- 1日に450〜750mgのペパーミントオイルを飲む
- すべてのデータはRCT(メタ分析の次に信ぴょう性の高い研究)
- ペパーミントオイルの効果については「治療必要数」で判断する
治療必要数は「何人に薬などを投与(ここではペパーミントオイル)したら症状(ここではIBS)が緩和するのか?」を示す数値です。
治療の効果を確認するための、もっとも基本的な手法です。
その結果が、
- 全体的なIBSの症状改善についての治療必要数は「3」だった
- 腹痛の改善については「4」だった
つまり、ペパーミントオイルを飲むことで、3人に1人が症状改善をしたということ!
治療必要数が3というのは、データそのものでは、かなり優秀な数字を叩き出したと言えます。
「なぜペパーミントオイルなのか?」とお思いでしょうが、これは2004年のメタ分析では次のように言われています。
ペパーミントオイルには、
- 抗菌作用
- 抗酸化作用が高い
- 抗炎症作用
- 免疫システムを正常化
といったことが確認されています。
こういったこともあり、「ペパーミントオイルによって腸の異常が治るのでは?」っということで、この研究に至ったというわけです。
とはいえ、このメタ分析ですが「個人差がほとんど確認されていなく、全員に同様の効果が期待できる」としていながらも、データによってIBSの診断基準が違っていて、そのあたりが気になります。
データを見る限り、結構なほどバイアスがかかっている様子で、それに関しては注意した方がいいですね。腹痛についても、それほど信ぴょう性が高くはありません。
ですが、これだけ症状改善のデータが出たのなら、期待するには十分なものでしょう。
たとえば、こんなものがあります。
実験で使用された成分が含まれるサプリだとコチラ!
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『Heather’s Tummy Care, ペッパーミントオイル、重症の腸症候群、腸溶性ソフトゲル90個』
安定のナウフーズさんのものはコチラ!
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『 Now Foods, ペッパーミントジェル、ソフトジェル90粒』
腸内改善で言うのなら、僕は以前のブログに書いたサプリを使っていましたが、これらも試していこうかと☆
【参考文献】