よく聞く「筋トレし過ぎると身長が縮む!」って、本当なのかな?
割と都市伝説的な感じで、真偽のほどはあやふやだったりします。
実際のところ、まわりの人たちは筋トレや運動を止めた途端、身長が伸びたという話しがありますからね。。。
今回は『「筋トレで身長が縮む」は本当か?』について追究していきます!
『筋トレで身長が縮む』の真偽について
2010年に出たメタ分析がありますので、こちらによる結論をお伝えしていきます。
これは、過去60年の間に出た「レジスタンストレーニングと成熟度」に関するデータをまとめてくれたものとなっております。
このメタ分析では、成長期に筋トレをおこなった場合、
- 筋トレをした分だけ、筋肉量や筋力がドンドンついてくる(つまり身体が大きくなる)
- テストステロンや成長ホルモンが増加する
- 骨も固くなり成長しやすくなる
とのこと。
この傾向は、どのデータでも共通してみられています。
当然ですが、筋トレをすればするほど成長ホルモンが分泌されますので、身長に良い影響が出るのも当然でしょうか。よく、身長が縮む理由を「筋肉が骨の成長のジャマをするから身長が縮むんだ!」としていますが、これは真っ赤なウソということです。
まったく根拠なしの理論というわけですねぇ。
そして、「高負荷の筋トレで身長が縮んでしまう!」という現象があるかと思いますが、ヒトの脊柱は、外部からの圧力に応じて伸縮します。
この現象は、1日を通して大きな影響を与えまして、それにより身長が変わっていきます。
ただでさえ垂直に立ってるだけでも、脊柱にある椎間板が圧縮します。大体ですが、1日経つと、平均身長が1%ほど変化すると思ってください。
とはいえ、これはあくまで一時的なもので、横になれば圧力の影響がなくなって元に戻ります。
なので、実際の身長を知りたいのなら、早朝に測ると良いでしょうね。
といったことで、筋トレで身長が縮むのは『ウソ』ということです。
なので、変に気にすることなく筋トレをして大丈夫です!
まあ、高負荷のバーベルスクワットをすれば、脊柱に影響が出て一時的に身長が縮みます。
でも、すぐに元に戻りますので、安心して筋トレをしましょう!
流石に、膝の軟骨がすり減るほどの負荷をかけすぎたらヤバいですが、一般人の場合はそこまでいかないでしょうな☆
【参考文献】
[Effects of Resistance Training in Children and Adolescents: A Meta-analysis]