筋トレした後に筋肉痛が起きると、やっぱり「筋トレしたなぁ~~。。。」って思いますよね?
一種の快感に似たものがあります。
実際のところ、筋肉痛が起きないと筋肉は成長しないのか?
そもそも、筋肉痛って起きた方が良いのか、はたまた悪いのか?
今回は『筋肉痛は良いのか?悪いのか?』について解説していきます!
筋トレ後の筋肉痛の問題について
2016年に出たサンパウロ大学の論文で、筋肉痛と筋肉の成長について調査してくれたものがありますのでご紹介します。
この実験では10名の男性を対象に、週2回のペースでレッグプレスとレッグエクステンションをするように指示をだしています。
その上で、定期的に筋肉組織を採取し、10週間の道程をチェックしていったそうな。
この実験でわかったことですが、
- 筋肉痛の程度に関係なく筋肉の成長との関係性はない
- ただし、筋肉痛が強い場合、トレーニング後の48時間までは筋肉のタンパク質合成(MPS)は高くなる
とのこと。。。
確かに筋肉痛があると筋肉のタンパク質合成が高くなることは事実ですが、それによって筋肉が育つかどうかは関係ないみたいです。実際は、筋トレに慣れて筋肉痛がほとんど起きなくなったときに、「筋肉が育っているかどうか?」を決定づけているようですね。
実験だと、被験者のほとんどが14%ほど筋肉量が増加したそうですし…。
さらにわかったことと言えば、「筋肉痛が強いほど、最低48時間のあいだは筋力が20%ほど低下する」ということがわかりました。
その一方、10週間後に筋肉痛が起きにくくなってから計測した場合は、筋力の低下は2〜6%ぐらいまでに治ったとのこと。このことを鑑みるに、筋トレは筋肉の成長に関係がないだけでなく、トレーニングに悪影響が出る可能性も高いわけです。
何事も過ぎたるは及ばざるがごとし!っていうこと。
以上のことから、
- 筋肉痛を目安に筋トレをするのはNG!
- そもそも論として筋肉痛に良いことがなに1つないので、起きないように気をつけよう!
ですねぇ~~。
むしろ目安にするなら、同じトレーニングをして筋肉痛が起きなくなったら筋肉が成長している証拠になります。
筋肉痛も、ものの捉え方次第かと☆
ちなみに、自分に合った筋トレの指標は、過去のブログを参考にしていただければ幸いです。初めて取り組む方なら、コチラも参考に♪