人間なら、誰しもがウソをついてしまうもの…。
常に正直に生きていけるならそうしたいですが、世の中はそれを許すことがないのですよ。
個人的にはウソは大嫌いですが、戦略的にウソをつくこともあれば、相手の気持ちを慮るウソもあります。
すべてがすべて悪いとは言い切れないのが、ウソの世界というものです。
今回は、もしウソをつく場合『限りなくバレないようにウソをつく方法』について解説していきます。
そもそも人間は、ウソを見抜くことが苦手な生き物です。ただでさえ見抜けにくいものを、より確実にウソを貫けるようにする方法をお伝えするのが、今回のブログ…。
あまり、乱用はしないでくださいね♪
精度の高い欺瞞戦略について
これは2019年に出たポーツマス大学の論文で、194名の男女(平均年齢39歳)に対して実験をおこなっていきました。実験内容ですが、被験者が普段からどれくらい嘘をつき、どれくらい成功しているかを調べるために、以下の質問をしていったそうです。
- これまでの経験で、他者に対しどれだけ上手に嘘をつくことができたか?
- 過去24時間のうちに何回ほど嘘をついたのか?
- 具体的にどのような嘘をついたのか?
- どのような関係の人に嘘をついたのか?
- 対面で嘘をついたのか?それともメールで嘘をついたのか?
その結果、以下のことがわかったそうです。
- 嘘をつくのが上手な人たちほど、真実に近い嘘をつきつつも、それ以上の情報を与えない
- 嘘をつくのが上手な人は、主に対面時に嘘をつき、SNSなどではあまり嘘はつかない
- 「自分は嘘が上手である!」と思っている人ほど、嘘をつく回数は多くなる
- 嘘の上手い下手に関係なく、「重要な情報を意図的に言わない」戦略を多用する
- 学歴と嘘の技術には相関性がない
- 男性は女性の約2倍ほど「俺は嘘がうまい」と思っている
つまり「たくさんの真実の中に虚偽を混在させる」という戦略がウソをつくのに効果的というわけです。
「木を隠すなら森の中」という諺は、科学的に正しいと言えるのです。
研究者は
以前の研究では、ほとんどの人が1日に2つの嘘をつくと言われてきた。
しかし、正確に言えば、ほとんどの人は毎日のように嘘をつくわけではないようだ。実際のところ、報告された嘘の大部分は、少数の『うそつき』によって占められていた。具体的には、すべての嘘の40%が、ごく少数の『うそつき』によって語られており、これらの人々は、どれだけ自分に近しい相手だろうが罪悪感なく嘘をつく
こういった「うそつき」は、言語能力の高さに大きく依存しており、真実のなかに虚偽を混在させるのが上手だ。
彼らに嘘をつかれた場合、それを見抜くのはかなりの困難を極めるものである。さらに言えば、このタイプの「うそつき」は、一見して単純かつ明確なストーリーの中に嘘を忍ばせることも非常に巧みだ。
簡潔にまとめると、
- 必要以上のことは話さずに、真実の一部分を改変させる
- 嘘をつく際は対面でつき、証拠が残らないようにSNSではつかない
- 重要部分は、絶対に口にしない
- 頭の良い悪いに関わらず、嘘はつく
- どんな間柄であっても嘘はつく
- 基本的に、女性よりも男性の方がうそつき
という感じですねぇ。
女性は、男性の嘘にはご注意を…。
嘘が上手な人って、言ってる事の大半が本当のことです。
なので、そこに少しでも嘘が紛れ込んでしまうと、見抜くのはかなり難しいのです。
研究者も『先行研究によると、我々は自分が思っているほど、嘘を見抜くのが得意ではない。誰かが我々の目を欺こうとした際、成功する可能性はせいぜい五分五分だ』とコメントしてます。
嘘をついたかついていないかの二択なんで、コイントスをしている感じになります。
これだと水掛け論になりますんで、嘘をつかせないか自分の直感を信じるのも良いのかと思いますね☆
【参考文献】
[Lie prevalence, lie characteristics and strategies of self-reported good liars]