面白いことを言おうと思ったら、背筋が凍るほどスベってしまった!
そんな経験は、誰しもが持っていると思います(…と思いたい!)。
そんなときに役立つのが「科学的に正しいスベったときのメンタルの平穏を保つ方法」です。
どうぞ、話がスベったときに活用ください♪
話がスベることでダメージを受ける理由と対処法
これは2021年に出たイェール大学などがおこなった調査でして、研究チームは5,400名の参加者を集め、「空気を読み違えたユーモアをした人たちのエピソード」をいろいろと読んでもらい、どのような印象を持ったかを質問していきました。例えば「初デートで相手にユーモアを言ったが通じなかった男女」の話に対し、その人のことをどのように感じたかをチェックしていったそうです。
すると、「ユーモアの錯誤」への印象が男女によって異なっていることがわかりまして、
- ユーモアをよく言う女性は、ユーモアをよく言う男性よりも「好感度が高く、有能で楽しい人」と評価される傾向があった
- 男性がスベった場合は、女性よりも気配りができないと判断され、「好感度が低く、能力や認識が無い」と評価される傾向にあった
- ユーモアが成功した場合の印象は、男女間で評価の差はなかった
基本的にユーモアは言った方が良いものの、男性に関しては、失敗のリスクがあるから注意が必要という感じ。
この理由ですが、どうやら「男性がユーモアを使うのは“自分をよく見せるため”だと思われている」とのこと。
アメリカの研究なので日本とは文化が違うから一概に言えませんが、冗談で年収の高さを自慢したり、冗談めいて過去の栄光を自慢する男性が多いので、その印象がスベった際のダメージを大きくさせているかもしれません。
その一方、女性は「他者との親睦を深めるためにユーモアを使う」という印象があるため、その影響もあってユーモアがスベっても悪影響がないそうです。実際に、この実験でも「女性が自慢のためにユーモアを使った場合、男性と同様に印象が低下した」という結果が出たそうです。
つまり、話がスベってもダメージを受けないようにするには、仲良くするためにユーモアを使うことが大切なのです。
研究者も、
コミュニケーションをとる・関係を持つという誠実な姿勢を示すことで、周囲も空気を読み違えた冗談を許容やすくなる。
とコメントしています。
「俺、こんなに面白いこと言えるんだぜ!!」丸出しのユーモアではなく、人間関係のつながりを大切にするユーモアで臨む・スベっても「コミュニケーションを円滑にするため!」と考え方をすると良いかもしれませんね!
以前に書いた、このあたりのネタを参考にすると良いかも!
無策でギャグを言うよりも、鉄板ネタを多少は用意しておいた方がベターでしょうね。
特に男性の場合は、ギャグや滑らない話というのは、ちょっとしたリスクになりますから。
とはいっても、スベったらスベったで「ヤバい、スベった!」と明確におどけてみせて笑いを誘うのいいかもしれません。
ユーモアは人間関係を構築するのに便利なツールなので、積極的に狙いたいもの。たとえギャグでなくても、盛り上がれるようなネタがあると心強いです。
僕の場合、しゃべりすぎないようにしないとな(笑)
【参考文献】
[No laughing matter: Why humor mistakes are more damaging for men than women]