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トレーニングの効果を高めるなら、ジム以外でも活動しないとヤバいかも?!

「運動なら、ジムでしっかりしているから大丈夫♪」

といった方は、おそらくちょこちょこいらっしゃるかと思います。
ですが、「ジム以外でも身体を動かさないとヤバいかもよ!」な話しがありますので、今回はそれをご紹介していきます!

どうぞ、よしなに☆

 

 

有酸素運動と日常身体活動による心肺機能の影響

 

これは2021年に出た論文で、肥満成人(BMI=36.0±4. 8)を対象にした実験で、全体を3つのグループに分けておこなわれました。

 

  1. トレーニングをしない対照群
  2. 週に3〜4回の有酸素運動(1回あたり傾斜のあるトレッドミルで約40〜50分、平均心拍数125〜130拍/分)をする
  3. 上記と同様の有酸素運動をしつつ、1日あたりの歩数を約3000歩(普通のウォーキングのレベル)ほど増やす

 

実験期間は6ヶ月で、「有酸素運動のみ」と「運動+日常生活のウォーキング」をした場合の差を比較していったわけですね。参加者ですが、実験開始時の1日平均歩数は4,000〜5,000歩ほどで、歩数を増やしたグループは、1日平均7,000〜8,000歩になったそうです。

 

結果ですが、以下のような違いが現れたそうです。

 

  1. 有酸素運動のみのグループは、全体的に対照群より好成績であり、有酸素+ウォーキンググループはさらに好成績が得られた
  2. 1日の歩数を増やした参加者は、有酸素運動のみのグループより体重が約2倍減少し心肺機能が3倍向上した

 

血中バイオマーカーの結果などには多少の違いがあったものの、総括すると「有酸素運動 + ウォーキング」の方が結果が最大になったようです。ちなみに、体重減少や脂肪減少率はそれほど大層な効果量ではないようです。

あくまでも、これは有酸素運動に焦点をあてた実験です。
筋トレでも同様の結果が得られるのか、また、歩数をさらに増やした場合はわかっておりません。まずは「有酸素運動をしていても、残りの時間が座ってばかり、ゴロゴロしてばかりでは効果はいまひとつ…」と捉えておいてください。

活動してないといろいろヤバいのは昔から言われているので、妥当なのかな?…と。

 

 

【参考文献】
[The Effect of Aerobic Training and Increasing Nonexercise Physical Activity on Cardiometabolic Risk Factors]

 

 

 

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