運動は健康に必要な行動で、それに伴って美容にもつながっていきます。
運動は体内の抗酸化システムのスイッチをオンにするものなので、アンチエイジングに有効なのはお察しでしょう。ということで、今回は『筋トレはアンチエイジングの必須項目な様子!…な件』という題名で話を進めていきます。
筋トレをしている人って、男女問わず若々しいもので、なんとなく分かりますよね♪
「筋トレ vs ビタミンD」との比較による抗酸化作用の比較
紹介するのは2021年に出た、「筋トレとビタミンDの抗酸化作用の比較」を研究した論文です。
両方とも抗酸化作用があることで有名ですが、何故これらを比較したかがわからない、ちょっと面白い実験です。
実験内容ですが、健康な男性40名を招集し、以下の4グループにわかれてもらいます。
- ビタミンD3(50,000IU)を2週間に1回摂取しつつ筋トレをする
- プラシーボサプリを摂取しつつ筋トレをする
- 筋トレをせずにビタミンD3を摂取する
- プラシーボサプリを摂取するが筋トレをしない
指示された筋トレは、弾性バンドを用いて主要筋を鍛える一般的なメニューで、10〜15回×3〜4セットを週3回ずつ、8週間にわたっておこなわれました。
また、実験の前後で採血をし、以下の項目を比較して成果をみていっています。
- 総抗酸化能力(TAC)
- スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)
- グルタチオンペルオキシダーゼ(GPX)
- クレアチンキナーゼ(CK)活性
脂質過酸化指数は
- マロンジアルデヒド(MDA)
- 25(OH)D
結果なのですが、
- 効果がもっとも大きいのは筋トレをおこなったグループで、ビタミンDサプリを摂取しただけのグループよりも効果が高かった
- 具体的には、筋トレをおこなったグループは、酸化ストレスの減少、体内の抗酸化物質の増加(SOD、GPX)、総抗酸化能力(TAC)、の増加レベルは、いずれも筋トレのみおこなったグループの方が、ビタミンD3だけ補給したグループよりも大きかった
この研究を参考にした場合、単純な筋トレはビタミンDサプリより大きく効果があるようで、大幅な体内の抗酸化システム改善が狙えるようです。
筋トレブームの時代、若々しい方々が溢れかえってくれるのは嬉しいですよね☆