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【豆知識】有名人に関する情報収集好きは知性が乏しいのでは?

ネット界隈で「○○は頭が悪い!」というフレーズがありますが、僕個人としては、あまり使いたくはありません。
とはいえ、どうしても度が過ぎてしまったら、思わず使ってしまうかもしれません(汗)

今回は、ちょっとした豆知識として「有名人の情報収集好きは知性が乏しいのでは?」をご紹介していきます。いつの世も、こんな人は一定数存在していまして、その実態に迫った論文があるのが面白いですね!

話のネタに、どうぞ!

 

 

有名人崇拝と認知機能の関係性

 

これは2021年に出た横断研究で、ハンガリー人の成人1,763名を対象に、とあるテストをおこなっていったものとなっております。

そのテストとは、まずは対象者全員に30単語の語彙力テストと数字記号の置き換えテストをしてもらいます。その後、全員がどれぐらい有名人に関心があるかをアンケートして調査するというもの。各人の認知機能と有名人好きレベルの関係性を比較していったそうですね。

有名人への関心度合いは、

 

  • 好きな有名人の個人的な習慣を知りたい
  • 好きな有名人の人生の詳細に夢中になることがある
  • 好きな有名人から違法なことを頼まれたら、私はおそらくそれをするだろう

etc.

 

…といった質問に賛成するかどうかでチェックしています。

 

その結果ですが、

 

  1. 有名人好きテストで好成績を獲得した人ほど2つの認知能力テストの成績が悪かった
  2. 有名人好きと認知能力テストの低さが関係する理由は不明である

 

因果関係までは追究できなかったものの、有名人好きが知性に乏しい傾向はあるのは確かな様子。
認知機能が低いから有名人に固執してしまうのか、それとも脳処理のウェイトが有名人に偏っているのか…。

研究者たちの見解は、

今回の研究は、好きな有名人に強い執着心を抱くことによって、認知能力テストのスコアが低下することを証明するものではない。
とは言うものの、好きな有名人への感情を注意深く監視することが賢明であることを示唆する。

 

 

別にこれは、有名人に関心を持つことを咎めるものではありません。
とはいえ、認知機能が下がってきたら、「有名人に固執しているのかもしれない!」…と自己分析してもいいかもしれませんね☆

 

 

【参考文献】
[Celebrity worship and cognitive skills revisited: applying Cattell’s two-factor theory of intelligence in a cross-sectional study]

 

 

 

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