SNSと健康の関係については、当ブログでも結構なほど取り上げております。
基本的に「SNSは、人や使い方によってはメンタルが病んでしまうよ~~」っていうのが、現段階の結論みたいな感じです。よろしければ、僕の過去のブログを参考にしていってください。今回は、そんなデメリットが気になるSNSについてのお話で、『メンタルの健康のためにも、「SNSは1日30分!」がベストかも?』っていうことを解説していきます。
SNSで疲れてしまっているのなら、どうぞご一読を♪
ソーシャルメディアにおける心理的幸福への影響
これは2023年に公開された実験で、230名の学生を対象に、その半数に対し、「SNSの利用を1日30分に制限してください」と要請したものとなっております。使用の制限を要請したと言っても、アプリの削除やアクセス制限アプリを使ったわけではなく、あくまでも「SNSを控えましょう」というニュアンスのリマインダーを定期的に送信しただけとなっております。
結果ですが、SNSを制限した学生たちは、わずか2週間でポジティブな感情が増大し、不安や抑うつのレベルが大幅に減少したそうです。この結果に対し、研究チームは次のように語っております。
参加者の幸福度は、精神面だけでなく、すべての側面が向上していることに驚愕している。「SNSを制限しましょう」というリマインダーを毎日送るだけでも、人々の行動に変化が現れ、ソーシャルメディアの習慣が改善した。
ここでの教訓は、決して完璧を目指さずに、ただ努力することが重要だということである。“30分”という基準は絶対的なものではなく、あくまでも「自己を制限すること、注意を払うこと」が重要だ。毎日どれだけの時間をSNSに費やしているかを知ることで、人々は自分の行動を変化させやすくなる。
1日30分の制限が重要なわけじゃなくて、あくまでも「自分が毎日、どのくらいSNSに時間を費やしているのか?」を自覚するのが最も大切な要点というわけですね。
更には、
自由が奪われるとことに人間は抵抗を始める。
しかし、この研究では、自己を制限した人は、友人や家族と連絡を取り合うといったソーシャルメディアのメリットを維持しつつも、メンタルヘルスを損なう可能性を減少させることを可能にした。我々は、不安の時代に生きているが、精神的な健康と幸福を管理するためにできることはある。
「SNSを控えましょう!」と言われると、なんとなく「自由を奪われた!!」と思ってしまいます。
だけど、実はセルフ・コントロールこそが、本来の自由への一歩なのだとおっしゃっております。確かに、自分を抑制して選択している感覚ことが本当の“自由”ですし、SNSをコントロールしている感がありますよね☆
【参考文献】
[The Effect of Self-Monitoring Limited Social Media Use on Psychological Well-Being]