できるなら、誰だって頭が良くなりたいと願っていると思います。
単純に頭が良かったら、あらゆる面で優位に立つことができますからね。なんなら、自分の子供には、頭の良い子に育ってほしいと思うのは、ごく自然のことだと思います。
今回は、「子供の頭を良くしたい!」と願うなら、まずはコレをさせてみてはいかがかな?…っていうことをお伝えします。
すぐに取りかかることができますし、もしかすると、それによって新たな道を切り開くことができるかもしれません。簡単なものなら、それほどお金がかからないものなので、気兼ねなく始められると思います。
このブログを、どうぞ教育の参考にしていってください♪
学齢期の子供の運動と学業成績の影響
これは2023年に出たメタ分析で、運動と学校の成績に関する過去のデータから19件を取り上げたものとなっております。
この分析では、参加者が6~14歳のデータのみのデータを取り扱っており、その人数の合計は6,788名となっております。アジア圏の研究は台湾と中国のみとなっており、日本人のデータはありませんが、運動の効能を鑑みると、参考にするには十分かと思います。
そのうえで、普段の身体活動が学力に与える影響を調査したところ、結果は以下のとおりとなりました。
- 「運動によって子供の学力が向上する」と結論づけた研究は、9件中2件だった。ただし、その他5件は、条件により結果に変動があった。
- 「運動によって子供の頭が良くなる」と結論づけた研究は、14件中6件だった。ただし、その他4件は、条件により結果が変動があった。
- 元来の成績が思わしくない子供ほど、運動による恩恵が高い可能性がある。
- 研究のなかには「負荷の高い運動ほど頭に良い」とするものと「中レベルの負荷の運動でも頭が良くなる」というものもあり、効果の現れる負荷のレベルは不明。
正直なところ、「運動によって子供の頭が良くなる!」と断言するには、若干ながら頼りない結果です。
このあたりは、僕の過去のブログでも取り上げた内容と合致していますし、子供の教育面でも言いきれない部分なのでしょうな…。
しかし、研究チームによると、
学童たちの身体活動と学業成績との関係性は、主に前向きな結果を示すものの、ときとして有意とは言えない場面も見受けられた。
この分析において重要な点は、少なくとも運動によって学力が低下することはなく、むしろ改善させる可能性がある点だ。
運動による学力向上の効果は、負荷が高い運動のほうが良く、1回あたりの運動は30~60分ぐらいが最適である可能性がある。あらゆるスポーツは、学力にポジティブな効果を与えるだろう。
とのこと。
運動の負荷や時間、内容にはこだわらず、どんなことでもいいから体を動かすことで子供の成績が上がる可能性は高いでしょう。メンタルにも良いし、運動はやっておいて損はないから、教育の一環としてもオススメです☆