ネット上での誹謗中傷ですが、そのせいで尊い命が犠牲になっても、人はそれを止めることができません。
当ブログでは、SNSに関する様々な情報を提供していますが、心の底からヤバい人というのは一定数存在していることが発覚しています。そういうヤバい人もいますが、SNSで他人を叩いてばかりいる人は、「単に○○な性格なだけでは?」っていう話があります。
今回のブログを参考に、SNSと上手く付き合っていきましょう♪
ソーシャルメディア内での他者への誹謗中傷を人の自尊心
これは2023年に出たパライバ連邦大学の調査でして、ブラジルに住む300名のソーシャルメディアユーザー (平均年齢27.68 歳、SD = 7.15、SE = 0.41) がこの研究に参加しました。参加者全員が普段からどのようなSNSの利用方法をしているのかを調査し、それぞれの性格特性と比較していったそうです。
その結果、次のような傾向が見られました。
- 自尊心とソーシャルメディアでの攻撃性には負の相関があった。これは、自信がない人ほどネット上で攻撃的になりやすいことを表している。
- 「自分は他者と同等に物事をおこなうことができる」といった文章に「自分は当てはまらない」と回答した人ほど、ネット上で荒らし行為をおこなう傾向が強かった。
- FOMO(Fear of missing out:情報を見逃すことへの恐怖が、X(旧Twitter)やFacebookなどをチェックしていないと気が済まない衝動に走らせること)の人も、ネット上での攻撃性と相関があった。
大まかにまとめると、自分に自信がなく、ネットばかり見てしまう人ほど、自身の内側にある不安から逃れるためにオンラインで誰かを侮辱したり批判したり、有名人に食ってかかったりする行動を起こすということです。
研究チームが言うには、「自己イメージの問題は、見ず知らずの他者を攻撃する動機になる。」とのこと。
もちろんですが、この調査だけで、ネットでの誹謗中傷などを説明できないと思います。ですが、オンライン上で暴れている人を見かけたら、もしかしたら「ああ、この人は自分に自信がなく、不安で劣等感に苛まれているんだな…」っていう人なのかもしれません。
そう考えると、なんだか慈愛や憐れみの精神を養うことができるかもしれません☆
【参考文献】
[Low Self-Esteem, High FOMO? The Other Side of the Internet Troll]