「タバコは百害あって一利なし!」
は、あくびが出るくらい当たり前すぎる常識です。
この常識は、おそらく未来永劫続いていくでしょうね!
それでもって、現在喫煙している方々で、健康のためや経済面のために禁煙したいと思っている人がいるでしょう。今回は、そういった方の為に、「2023年現在で判明している最強の禁煙法」をお送りします!
どうぞ、参考にしていってください♪
2023年現在で判明している最適な禁煙法
これは2023年に出たコクラン共同計画によるメタ分析で、2023年現在での禁煙法の最適解でございます。
この研究は、対象となる 332 件の RCT のうち、319 件(835 研究群、参加者 157,179 名)で使用された、様々な禁煙薬物療法の結果を比較していったものとなっております。この分析で取り上げられている禁煙法は、
- バレニクリン
- シチシン
- ノルトリプチリン
- ブプロピオン
- ニコチン置換療法(NRT)、
- 電子タバコ
となっております。
調査方法は、「成分ネットワークメタ解析」(CNMA)と呼ばれる統計学的手法を用いており、どの禁煙法が実際に効果があるのかについて、これまでにない精度の結論を導いてくれております。
今回の分析によって得られた結論というのが、次のものとなっております。
- 「電子タバコ」は100名中約14名の喫煙者の長期禁煙に役立つことが判明した。
- 禁煙補助薬のバレニクリンとシチシンも、同等の効果があった。
- ニコチンパッチ、ガム、トローチなどを使ったニコチン置換療法を併用することは、電子タバコ、バレニクリン、シチシンとほぼ同レベルの効果がある可能性がある。ただし、パッチやガムのような単一のニコチン置換療法を使っても効果は低く、2種類のニコチン置換療法を併用したほうがよい。その場合は、100名中約12名が禁煙に成功すると推定される。
ということで、以前から用いられている方法がベストだったということとなり、定番化している方法というのは、確かな効果があるというわけなんですね。とはいえ、それでも、禁煙が成功する人が100名中12名前後ということで、単純に禁煙が難しいということを認識してしまいましたが…。
注意点としては、現代医学における対症療法での介入でベストな方法が、今回の結論ということ。
この研究では「認知行動療法」のような心理療法等の効果は調査の範囲外なので、そこはご注意ください。また、バレニクリンやシチシンは日本では使えないので、「対症療法でなんとかしたい!」なら、ニコチン電子タバコ + 他のニコチン置換療法の組み合わせがベストという結論になります。
後は、対症療法以外でお困りなら、僕の施術による介入もアリかと思っております☆