不眠に限らず、健康を維持するためにも、野菜と果物をたくさん食べるのは基本とも言えます。
でもって、やっぱり野菜と果物をたくさん食べている人の方が快眠だよね♪…っていう話がありますので、今回はそれをご紹介していきます。僕個人としては、健康的な生活を過ごしているなら、野菜と果物をしっかりと食べるし、キチンと睡眠をとっているよね…って思ってしまいます。
余談はここまでにして、本題に入っていきましょう。
フィンランドにおける睡眠と野菜・果物の摂取量との関係性
これは2024年に出たヘルシンキ大学による調査でして、フィンランドの18歳以上の成人5,043名を対象におこなわれたものです。
対象となった人全員の習慣的な睡眠時間と食事摂取量をアンケート調査して、そのデータを分析していったそうです。このとき、性別や年齢、社会経済的要因、クロノタイプなどの交絡因子は調整されております。クロノタイプですが、分析にあったては、WHOが推奨する成人の1日の睡眠時間を7~9時間として参加者を階層化しております。その結果、「ミドルスリーパー」の睡眠は平均7.7時間、「ロングスリーパー」は平均10時間、「ショートスリーパー」は平均6時間だったとのことです。
その結果、「ミドルスリーパー」は、ショートスリーパー、ロングスリーパーの両者よりも、野菜や果物をより多く消費していたことがわかったそうです。
もちろん、この研究は観察研究なので、どういった機序でそうのような結果になったのかは不明です。研究チームの推測では、「ミドルスリーパーは、睡眠不足や過剰睡眠よりも、習慣的な運動や農産物の多い食事など、健康的な生活習慣を採用する可能性が高いのでは?」というもの。また、「チェリー、キウイ、トマト、キュウリといった特定の果物や野菜には、メラトニンという睡眠ホルモンが大量に含まれており、人間の体内リズムと睡眠パターンを調整する作用があるのでは?」とも推測しているそうで、観察研究である以上、これといった理由を予想するしかないのは仕方のないことです。
ちなみに、最も睡眠を改善する可能性が高かったのは、根菜類、種菜類、葉物野菜だったそうなので、不眠でお悩みなら、試してみる価値はあると思いますね☆