今となっては、「痩身美容フィルター」を使うことが当たり前の時代となっております。
SNSを見ていると、「あっ、この人、アプリで加工しているなぁ~~…。」っていう人がひらほらいまして、不自然に目が大きくなっていたり、変にスリムになっていたりします。個人的には、ありのままの姿でいた方が良いのかと思っていますし、キレイに見せたいなら、素直にアンチエイジングなりなんなりすれば良いとも思っております。
なんとなく世間でもわかっているとは思うのですが、痩身美容フィルターを使っていると、メンタルが病んでしまうので注意が必要です。今回は、そのことについて、解説をしていきます。
痩身美容フィルターの使用による精神の影響
これは2025年に公開されたミズーリ大学等による調査でして、19~66歳の女性187名(シスジェンダー女性がメイン)を対象に3つのグループに分け、以下のような実験に参加してもらいました。
- 自分の顔に「美容フィルター」を使う
- 他人が「美容フィルター」を使う動画を視聴する
- 色味を変えるだけの中立的なフィルターを使う(対照グループ)
その後、参加者に、フィルターによる自身の身体への認識の影響や自身の体型への不満度等を質問していきました。その結果、次のようなことがわかったそうです。
- 加工前の自分と比較して、「フィルター後の自分の方が好ましい」と感じる人が多かった
- 自身にフィルターを使った人は、自身の体型への不満が増大し、より痩身願望が増大した。
- また、自身にフィルターを使った人は、「肥満の人に対して否定的な感情を持ちやすい」という傾向も確認された
総括すると、痩身美容フィルターを使うとメンタルに悪い影響を与えることがわかったそうです。痩身美容フィルターは、身体醜形障害や社会的自己比較を増大させ、自身だけでなく他者の体型にまで批判的にさせてしまうものなのです。
この研究で注目するポイントは、痩身美容フィルターを使うことで世間での「美の基準」を無意識に刷り込まれてしまう可能性があるというところです。
フィルターを使用した自身の顔に慣れが起きると、本来の自身との差が顕著になるため、「理想の自分」に近づくためにダイエットや美容整形への関心が高まり、それが他者に対しても同じ基準で評価してしまうのだそうです。研究では、フィルターを使った参加者は「肥満に対する否定的な感情」が11%も増大したとのことで、痩身願望が、無意識レベルで他人にも向けてしまうんだそうです。
エンタメとして楽しむくらいなら良いのだと思いますが、それは、あくまでも「フィルターがかかった自分」だと割り切る気持ちが必要なのだろうと思いますね☆