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薄毛になるリスクについて調べてみました!

僕自身もかなり気を使っている問題…。
神経質にはならないようにはしていますが、日々の習慣にして対策をしています。
なぜなら、ハゲたくないからさ!

男性諸君に言いたいのは、この言葉。

「今は大丈夫だけど、いつハゲるかわからないよ!」

ハゲはメンタルにかなりダメージを与えます。
早い段階で対策をして、いかにフサフサな期間を長くするかが大切です。

 

今回はハゲてしまう原因について取り上げていきます。

誰でも対策できるものもあれば、仕方がないものもあります。
まずは取り上げたものをチェックし、ハゲ防止に尽力しましょう!

ちなみに、遺伝的なもの以外なら鍼灸で十分に対応できますので、どうぞご相談ください(●^o^●)

 

 

低身長+色白は若ハゲのリスクがある

 

2017年、nature COMMUNICATIONSに公開された研究をご紹介します。

これはボン大学の研究で、若ハゲの男性約11,000人の遺伝子データを解析して、年を重ねてもフサフサである男性12,000人のデータと比較したとのことです。
この研究はメタアナリシスで、信ぴょう性がかなり高い内容です。

 

研究チームは、この研究で若ハゲになる可能性の高い遺伝子変異を63個特定したようです。
そして、若ハゲに関わる遺伝子変異は、以下のようなつながりがあるというところまで絞り込みました。

 

  • 背が低くなる
  • 肌の色が白い
  • 骨密度が高い
  • 太陽からビタミンDを作り出す能力が高い
  • 早熟
  • 心臓病の発症率が高い
  • 前立腺ガンの発症率が高い

 

「若くして男性型脱毛症を患う人は心臓病や前立腺がんになりやすい」という観察データはありましたが、それが遺伝子レベルでおきていることがわかったということですね…。
ですが、研究者は以下のようにコメントしています。

ただし、若くして脱毛症になったからといって発病リスクが高くなることを心配する必要はない。
病気のリスクはほんの少ししか上がらない。

この研究がおもしろいのは、早期男性脱毛症が独立した特徴ではなく、あくまでも様々な特徴と密接な関わりを持った現象だということを明らかにしたところだ。

 

若ハゲは他の病気リスクと関係性があるということですね~~。
発病リスクも若干上がるということなので、早い段階から対策していればなにも問題はなさそうです!

 

 

 

筋トレの相棒『クレアチン』でDHTが上がる

 

もし筋トレで『クレアチン』を使っているのなら、もしかすると薄毛になる“かもしれません”。

『クレアチン』はアミノ酸の1つで、以下のような効果があります。

 

  • 筋力増強
  • 身体・運動パフォーマンスの向上
  • 脳の疲労回復

 

インスリンによって筋肉に運ばれるため、食後のように糖質を摂った後に服用するといいサプリですね。
筋トレをする際は、とても頼りになる存在です。

予めお伝えしますが、紹介する論文はクレアチンとハゲとの因果関係を研究した実験はないので、これだけでは断定できないところではあります。

 

20名の男性ラグビー選手を対象にした2009年の論文によると、クレアチンを摂取することでDHT(ジヒトロテストステロン)がアップしたそうです。

実験内容は以下の2グループにわけておこなわれました。

 

  • 1日25gのクレアチンと25gのブドウ糖を1週間飲み、その後1日5gのクレアチンを2週間飲む
  • 1日50gのブドウ糖だけを飲む

 

3週間かけておこなわれた結果ですが、以下のようになりました。

 

  • クレアチンを飲んだグループはDHT(ジヒドロテストステロン)が56%アップした
  • クレアチンの量を1日5gにしたら、DHTの量は16%アップした

 

DHTはテストステロンが5α-リダクターゼによって変換されてできる物質で、ハゲの1番の原因とされています。

クレアチンにはテストステロンを増やす作用があり、その影響で筋トレに有効活用されています。その一方、テストステロンが増える分だけDHTが増えてしまう原因にもなってしまうのです。

 

改めて言いますが、紹介した論文はクレアチンとハゲとの因果関係を研究した実験はないので、これだけでは断定できないところではあります。
ですが、クレアチンによってDHTが増えるということ自体はいえますので、以下のように気をつけると良いですね☆

 

  1. 自分がハゲの遺伝子をもっていなさそう(現段階で薄毛の兆候がなく、親戚にも薄毛やハゲがいない場合)なら、DHTの感受性は低いと考えられるので、1日5gなら特に問題ないかと思われます。
  2. 遺伝的に薄毛の心配があるなら、1日3gほどにとどめておきましょう。どうしても不安なら、5α-リダクターゼを阻害する成分やフィナステリドを併用していくと良いかもしれません。
  3. それでもハゲが心配なら、完全にクレアチンを摂取しないでおきましょう。

 

 

 

栄養不足がハゲを誘発してしまう

 

栄養不足がハゲを招くのは言うまでもないでしょうな!
では、どういった栄養素が不足していると、僕らはハゲてしまうかを紹介します。

 

2017年に出たレビューによると、以下の栄養素が不足しているとハゲを誘発してしまうようです。

 

  • 鉄分
  • 亜鉛
  • ナイアシン
  • 多価不飽和必須脂肪酸(オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸=4:1)
  • セレン
  • ビタミンD
  • ビタミンA
  • ビタミンE
  • 葉酸
  • ビオチン
  • タンパク質

 

特に亜鉛は、言わずと知れた育毛に重要なミネラルです。
肝臓に負荷をかけること(アルコールの多飲など)で消費しますし、精神的ダメージでも消耗しますので、現代社会ではドンドンなくなってしまいます。

このレビューによると、亜鉛欠乏による脱毛なら、亜鉛でハゲを回復させることが可能とのこと…。
急性テロゲン脱毛症(髪の生えない時期が長い症状)と亜鉛欠乏症の5人の患者に亜鉛を飲んでもらったら見事に改善がみられた模様です。

円形脱毛症、男性型脱毛症、女性型脱毛症、急性テロゲン脱毛症の患者312人を対象とした研究では、すべてのグループが30人の健常者と比較して、亜鉛濃度が統計的に低かったそうです。ここで紹介している内容だと、円形脱毛症で血清亜鉛濃度が低い患者の場合は、亜鉛を摂れば回復していったことも確認されています。

いろいろと必要な栄養素を挙げましたが、まずは亜鉛を摂ってみてください。
もちろん、摂り過ぎ注意です♪

 

 

 

 

ハゲの原因を調べていったのですが、いかがでしょうか?

遺伝によるものだと、どうやって進行を遅らせるかがポイントなのかと思います。
しっかりと育毛をするとか、いわゆる健康的な生活をしていくといったことをすると良いかと思います。クレアチンに関しては、ハゲが気になるなら使わないという選択が無難ですかね。

 

小さい頃は、まさか自分の毛髪がエグイことになるとは思ってもみませんでした(汗)。

愚かなことをし続けた結果が現状を招いていますので、早い段階で対策を練っていればよかったと思います。
僕のような思いをさせたくはないので、どうぞ参考にしてください。
あと、鍼灸施術やセッションでご協力致しますので、お問い合わせをお待ちしております☆

 

 

【参考文献】

[nature COMMUNICATIONS:Meta-analysis identifies novel risk loci and yields systematic insights into the biology of male-pattern baldness]

[Three weeks of creatine monohydrate supplementation affects dihydrotestosterone to testosterone ratio in college-aged rugby players.]

[DIET AND HAIR LOSS: EFFECTS OF NUTRIENT DEFICIENCY AND SUPPLEMENT USE]

 

 

 

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