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『武道がメンタルに良い!』というメタ分析がある件について

殺陣や合気道、パルクールやボルダリングなどを本格的に始めていきたい今日この頃…。

もともと、ただ単に筋トレをするだけでは面白くないと思っている僕です。
芸事と鍛錬の両立にちょうど良く、「いつかやろう!」としていたものの、なんだかんだで先延ばしにしていた次第です。

このあたりで、本気でどれかに取り組んでいくつもりです!

 

…で、実は『武道はメンタルに良い!』というメタ分析(カースト上位のエビデンスレベル)があります。

もともと武道に興味があった僕にとっては、モチベーションがさらに上がる事実なので、今回はそのことについて解説をしていこうと思います。
趣味・特技の1つになりますし、運動不足解消になります。さらにメンタルが良好になりますので、良いことだらけだと勝手にオススメしています。

今回のブログを参考に、武道を趣味にしてみては?

 

 

武道とメンタルの関係性について

 

2017年に公開された、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究を参考に解説していきます。
過去におこなわれた「武道とメンタル」に関する300以上のデータを基に、質が高い20件を選抜して精査したものとなっています。メタ分析とはいうものの観察研究のデータだけでありますが、それなりに信ぴょう性は高いといもいます。

この研究は6~18歳の若者507名をサンプルに、武道による心理的影響を調査していきました。
具体的な武道の種類が以下のとおりとなっています。

 

  • 空手
  • 合気道
  • 柔道
  • テコンドー
  • 拳法
  • マインドフルネスマーシャルアーツ(そういうものがあるみたい)

 

結果なのですが、武道をおこなうことで『問題行動(攻撃・怒り・暴力)の改善』が見られたそうです。

武道歴が長い若者ほど、

 

  • ケンカが少ない
  • 言葉づかいが穏やか
  • QOL(人生の質)が高い
  • イジメや万引きといった問題行動が明確に少ない

 

という傾向があり、その効果サイズは0.65(95%CI:0.11、1.03)と出ています。
0.5なら十分に期待できる数値でして、平均の効果サイズも中程度なので、かなり良好な結果と言えます。

 

研究者によると、『武道による体力と認知機能の向上が、問題行動の低下に役立っている可能性がある。おそらく、武道は脳の実行機能に良い影響をもたらし、これが人格の向上に役立つのだろう。』という仮説を立てています。

つまり、武道をすることでセルフコントロール能力が向上し、人格形成に良い影響があるのだと推測しています。
自分のフォームチェックをしつつ、組手なら相手の動作に意識を向けつつ最善の行動をとる必要があります。そういう複雑な行動が脳を活性化させて、人格も良くなっていくのでしょう。

 

 

 

 

武道は子供の教育にうってつけで、大人も嗜みとして習うにもオススメです。

こういう意外?なところでも、脳に良いものがあったりするものです。
今では「運動がメンタルに良い」ことは常識になっていますし、たとえば子供に勉強を頑張ってもらいたいなら、むしろ運動の時間を作る方が大切ですね!

やっぱり、武道なりスポーツなりに力を入れよう!

 

 

【参考文献】

[Reducing aggression with martial arts: A meta-analysis of child and youth studies]

 

 

 

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