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加工食品はコレぐらい食欲をブーストさせるのです!

「夏に向けてダイエット!」

と思っている方は、今から始めておかないと間に合わないかと…。
もちろん、健康を度外視した方法なら1~2ヶ月でなんとかなるものの、それだとその反動がこわいものです。

健康的かつ、長期的にスリムになってもらいたいものです。

 

今回は、ダイエットに関する話題で『加工食品による食欲のブースト』について解説していきます。
過去にも食欲を暴走させる食品の定義について取り上げましたが、今回は加工食品に焦点を当てます。

加工食品は食欲を暴走させますし、健康を害するアブない食べ物…。
たまに食べたくなりますが、それが加工食品の魔性性です。正直なところ、加工食品を避け続ければ、ダイエットは成功したも同然と言えます(もちろん、他の要素もありますよ!)。

今回のブログを、どうぞ参考にしていってくださいませ!

 

 

加工食品による食欲の暴走について

 

2019年に出たNIDDKによる実験がありまして、今回はこれを基に解説していきます。

BMI27前後の男女20名を対象に、研究のために病棟を貸し切り、完全監視の状態で28日間にわたりチェックしていったそうです。サンプル数自体は少ないですが、かなり徹底した実験内容なので信ぴょう性が高いんじゃないかなぁ~って思っています。

具体的な実験内容ですが、被験者全員をランダムに以下の2グループにわかれてもらいます。

 

  • はじめの2週間は加工食品を食べ続けてもらい、次の2週間は加工食品を控えめに食べてもらう
  • はじめの2週間は加工食品を控えめに食べてもらい、次の2週間は加工食品を食べ続けてもらう

 

食事量自体は被験者の裁量に任せるよう指示し、それぞれの被験者がどれぐらいで満腹感を得られるかをチェックしていったそうです。
ちなみに、食事内容については以下のとおり。

 

  • 加工食品多めの食事:炭酸飲料水、甘いお菓子、スナック菓子、ホットドッグ、冷凍食品、朝食用シリアル、エナジーバーなど
  • 加工食品少なめの食事:野菜、フルーツ、全粒粉のパスタ、魚、鶏肉、卵、乳製品、コーヒー、水など

 

ステレオタイプなアメリカの食事とそうでない食事の比較…みたいな感じです。。。

 

その結果なのですが、まずは『加工食品中心の食事をした日は、被験者全員が平均500kcal余計にカロリーを摂取していた』とのことです!

詳細ですが、

 

  • 加工食品多めの日:およそ1日3100kcalの摂取量
  • 加工食品少なめの日:およそ1日2600kcalの摂取量

 

この1日500kcalの差は、体型に大きな影響が出るのは想像にたやすいもの!

 

  • 加工食品多めの食事:体脂肪が14日でおよそ0.4kg増加
  • 加工食品少なめの食事:体脂肪が14日でおよそ0.3kg減少

 

2週間でこれくらいの差が生まれるのですから、1ヶ月も加工食品を食べれば脂肪が1kg増える可能性が十分にありますねぇ~~。。。
加工食品が食べ過ぎをもたらす理由ですが、これはカロリー密度が低いというものがあります。
加工食品の1kcalあたりのタンパク質と食物繊維が少ないので、いくら食べても満足感が得られないんですね。

 

 

 

 

といった感じで、加工食品の食欲ブーストについて取り上げていきました。
まあ、今更ながらの結果ですかね!

基本的に、加工食品を避けていけば、なんとかなるものです。
後は十分に寝て、適度に運動をすれば、ある程度の健康は保障されます(厳密にいくと、バランスの良い生活習慣も求められますが…)

もしダイエット等でお悩みでしたら、どうぞお気軽にご相談ください☆

 

 

【参考文献】

[Ultra-Processed Diets Cause Excess Calorie Intake and Weight Gain: An Inpatient Randomized Controlled Trial of Ad Libitum Food Intake]

 

 

 

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