不登校YouTuberの問題があり、日本における学校の存在意義が疑われています。
僕とは関係のない家庭のことに口出しすることは失礼なので、ここでは明言しません。
また、本当に学校生活にトラブルを抱えて不登校になっているのなら、専門家や頼りになる人に相談するのが良いですね。
学校に行く意味については、僕の過去の記事でも取り上げていますので、そちらも参考にしていってください。
今回は『「学校に行きたくない…」は損である!』ことをデータを交えて解説していきます!
高校時代の行動が50年後に与える影響
参照元は2018年に出たイリノイ大学の研究でして、1960年代のアメリカで346660名の高校生を対象に、以下の要素をチェックしていきます。
- IQと認知機能
- ビッグファイブによる性格診断
- 家庭環境(裕福など)
- 学校への興味や関心(授業態度など)
- 責任感(宿題の提出など)
これら高校時代の特性を基に、11年後と50年後の2ポイントでフォローアップ調査をおこなっていきます。
そして、対象者全員の人生の経過をチェックし、比較していったという研究です。
結果なのですが、高校時代での
- 学校への興味や関心
- 責任感
この2つが、良い仕事に就けるか・年収が高いかどうかに大きな影響を与えることがわかりました。
この数値ですが、性格やIQ、両親の収入などの要素を調整してもハッキリ出ていたようです。
つまり、高校生のときにどんな生徒だったかによって、将来の成功を結構な割合で予想できるようですね!
研究者によると、
高校時代における特定の行動が、その後の人生にまで多大な影響を与えることがわかった。
学生の特性と行動様式が、実際の人生の結果にも影響をおよぼす可能性を示したのは、この観察研究が初である。学生の特性と行動が優れたものであれば、より学業の成績も優秀となる。
その結果、より優良な仕事に就くことができ、また高収入になる。
学生時代にマジメで優秀だった学生が、大人になってもマジメで優秀なのは当たり前ではありますね(笑)
成人するまでは心身の基礎能力を育むものなので、学生時代が優秀なら、社会人になっても優秀である確率が高いです。
とはいえ、この研究の注意点としては、だからといって「知性」や「性格」が関係ない!…という話ではないこと。
研究者は『もちろん、知性は人生の成功にとって重要だ。育った家の経済状況も同様に大切で、これは以前から有名な事実ではある。』とフォローしています。多くの研究で、誠実性や協調性、開放性といったパーソナリティは、学問と仕事の達成度と密接な相関性があります。
これらの要素は、先天的なものが多かれ少なかれあります。
なので、後天的にできることである「宿題や約束を守る」ことや「自分自身が授業に興味を持てるようにする」ことをしていくと良いのかと…!
あとは大人になっても人生を成功させるスキルは磨けますので、めげずに精進していきましょう☆