読書の効果は良いことだらけ!
ちょっとしたテクニックがありますが、読書をすることでIQを上げることができます。
「賢くなりたいっ!」と願うなら、読書をしていくことをオススメしております。
…で、今回は『読書には「人生を幸福にする」効果があるのだ!』ということが確定していますので、それをご紹介していきます。
ドンドン読書していきましょう♪
読書が人生の幸福に与える影響について
これは2018年に出た香港大学の研究でして、過去に行われた「読書と子供の発達」に関する研究から、質の高い19件を抽出してまとめたメタ分析となっております。 3264組の家族を対象にチェックされておりまして、信ぴょう性の高さには十分なものがあります。
各研究で対象になった家族は15〜584組の間に分かれていまして、メインとしては「3〜6歳の子供たちに本を読ませるとどういった効果があるのか?」を調査していったものとなっています。具体的に、以下のようなポイントがチェックされていまして、
- 親と子供のメンタル状態
- 人生の満足度
- うつやストレスのレベル
- 他の子供をいじめる、授業中に騒ぐ、とった問題行動があるかどうか
- ネガティブなことがあっても、状況にあった行動がとれる、といった感情のコントロール能力
がチェック項目です。
もともと、過去の研究によって「子供の学習力が上がる」や「脳機能が上がる」といった知見がたくさん得られていて、この研究では、新たに「人生の幸福度」に影響があるのかを調査していったわけですね!
今回のメタ分析による結論ですが、
- 子供が本を読むほど問題行動は減り、人生の質や問題解決能力が向上し、対人コミュニケーションも上手になる
- 子供に本を読み聞かせた親も自尊心が現れ、親子間の関係が良好になって人生の質が向上し、毎日のストレスやうつ症状が軽減する
ということが解明されました。
この効果はd = 0.185 (95% CI: 0.077 to 0.293)でして、効果自体は微々たるものですが、確実に良い影響があるのは間違いありません。
また、読書の恩恵は文化や収入などに関係なく得られるそうで、よく言われる「海外のデータだから日本人には関係ないよねー」ということもない、全員に適用できるメンタル改善法と言えます。
といったことで、読書は人生の質が上がるし、メンタルにも良い!
さらに、社交性も上がるし、学習能力が上がるので良いことしかありません!
あと、この論文で使われた面白いデータがありまして、2016年に出た論文では『26名の子どもを対象にした実験では、最新技術を用いたおもちゃよりも、本や昔ながらのおもちゃで遊ばせた方が言語能力が高くなった』なんて言われています。
「電子書籍よりも紙媒体の方が良い」というデータもありますし、アナログな方が脳に良いんでしょうね。
なんにせよ、読書が良い!ってことで納得してしまいます☆
【参考文献】
[Psychosocial Effects of Parent-Child Book Reading Interventions: A Meta-analysis]
[Association of the Type of Toy Used During Play With the Quantity and Quality of Parent-Infant Communication]