今回の投稿は、「離婚のリスクを避けたいなら、○○歳までに結婚するのが良い!?」という話です。
このブログを書いている段階では、まだ単身者なのですが、なかなか興味深い内容です。僕個人の感想ですが、結婚願望がありますので、割とペンが進んでしまいます。恋愛系も多く投稿しておりますので、今回の投稿のほか、過去のブログを遡っていただけると幸いです。
どうぞ、よしなに♪
離婚のリスクを回避するための結婚適齢期
これは2015年に出た、ユタ大学のニコラス・H・ウォルフィンガー氏による調査となっております。
少し前の調査なのですが、結婚年齢と離婚の関係性をチェックしてくれたものでして、アメリカの全国調査から家族生活、結婚、離婚に関連するデータを収集されたそうです。性別や人種、教育レベルなどを調整した上で、次のような傾向にあることがわかったそうです。
- 結婚年齢と離婚リスクの間にはU字型の関係があり、10代から20代後半、30代前半にかけて離婚確率は減少していく。
- 30代後半から40代前半に結婚したカップルは、離婚確率は再び増加する。
- 28~32歳の間に結婚したカップルは、離婚する確率が最も低い。
- 30代後半まで結婚をしないと、離婚する確率が増加する。カップルが離婚する確率は、32歳以降、毎年5%ずつ上昇する。
このような現象が確認された理由は不明とのこと。
ウォルフィンガー氏によると、「選択効果ではなかろうか?」と考察しており、30代まで結婚を待つ人物は「自分は、結婚生活が上手くいかない人間かもしれない…」と予想しております。どうしてこういった考察に至ったかと言いますと、
- 元来、攻撃性の高い性格の人は、その影響で結婚できず、できたとしてもその攻撃性から離婚しやすい。
- 内向性の高い性格の人は、その影響で結婚できず、できたとしても夫婦間のコミュニケーションが上手に取れず離婚しやすい。
- ワガママな性格の人は、その影響で結婚できず、できたとしてもパートナーを慮ることができず離婚しやすい。
etc.
いわゆる、「その年齢まで結婚できないのは、その人に問題があるのでは?」という通説がありますが、それを証明するかのような考察ですね。僕には、かなり耳が痛い内容です…。
注意点としては、これはアメリカでおこなわれた調査でして、文化が違う日本人にそのまま該当するかも不明です。実はこの調査よりも後に出ていて、日本人が対象となった比較的新しい調査があります。2022年におこなわれたレビューでは、
- 晩婚が必ずしも安定した結婚につながるとは限らない
- 日本での離婚の一般的な理由は、アメリカやその他の国でのものと似ており、コミュニケーションの問題や疎遠、経済的な対立、不貞行為、家庭内暴力によるものである
- アメリカや他の多くの国と同様、日本でも離婚が学歴と強く関連している。これは学歴が経済的困窮と強く関連しており、学歴が低いことが経済難を呼んで離婚につながっている
余談ですが、日本は離婚のハードルが低く、夫婦双方が離婚届に署名するだけでなので、離婚に関してはカジュアルといえます。
さて、肝心の離婚のリスクが少ない結婚適齢期ですが、上記のとおり28~32歳で決めるのが、あくまでもベストであること。
一般的な思考でいきますと、出会ってすぐに結婚することは多くないと思います、それよりも前の年齢で婚活を開始することとなります。結婚年齢と離婚リスクにはU字型の関係性がありますので、10代後半から異性を見る目を養っておき、26歳あたりから結婚を前提としたお付き合いをしていきます。そこで、過去に出会った最も良いと思った異性と比較していって、過去一以上にステキな異性と出会えたなら、結婚をするのがベストかもしれません。僕はアラフォーなので、現段階で決めていかないといけない年齢なのですよね…(汗)
あくまでも、今回の調査を基に理論展開しただけなので、これを現実世界にそのまま転用できるとは限りません。それに、生きていれば異性の好みが変わることは珍しくありませんので、この理論に雁字搦めにならなくても良きかと☆
【参考文献】
[Want to Avoid Divorce? Wait to Get Married, But Not Too Long]
[The second demographic transition in Japan: a review of the evidence]