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「睡眠の質を上げるなら、しっかり朝日を浴びようぜ!」…について

体内時計を正常にするためにも、しっかりと朝日を浴びる大切さは、昔から言われています。

今回は、そんな「睡眠の質を上げるなら、しっかり朝日を浴びようぜ!」を追究する話でして、昔からある通説の信ぴょう性を強化する内容となっております。日本人は睡眠でお困りの方が多いですので、どうぞ参考にしていってくだされ♪

やっぱり、睡眠は重要です☆

 

 

午前中の日光浴による睡眠の質向上について

 

これは2024年に出たアメリカの成人103名を対象にした実験で、最大70日間、毎日の自己申告による朝の日光浴と翌晩の睡眠の質との関連性をチェックしたものとなっております。朝の日光浴は、概日リズムの調整やビタミンDの増加、メラトニン産生に影響し、これが睡眠に改善につながる可能性があるから、その重要性を見ていったわけですね。

結論を申し上げますと、午前中に日光を浴びた人は、1日の総日照時間に関係なく、睡眠の質が向上したことがわかったそうです!

 

詳細を見ていきますと、

 

  1. 朝に日光浴をすると、その日の夜の睡眠の質が向上する。
  2. 朝に外で過ごした人は入眠が早くて睡眠時間が長く、中途覚醒(夜中に目が覚める)の回数が少なく、睡眠効率も高かった。
  3. 以上の効果は、前夜の睡眠の質など、他の変数を調整した場合でも同様だった。
  4. 参加者が1日に日光浴をした総時間は、睡眠の質に影響がなかった。
  5. いくつかの二次分析では、夕日で日光浴をした人は、翌朝に早く目覚める傾向が確認された。 しかし、総括すると、より質の高い睡眠を予測したのは朝日だった。

 

今回の実験から鑑みるに、より質の高い睡眠に必要なのは、日光浴の総時間ではなく、日光浴をする時間帯なのでしょうね。他方、昼間または夕方の日光浴の総時間と睡眠の質との間には一貫した関連性が確認されなかったそうです。

 

 

 

 

注意点を言うのならば、この研究…、というより研究全体で言えることなのですが、今回の調査にも限界があるということです。

この研究の場合、すべてのデータが自己申告による収集なので、それによるデータの偏りが起きていることがあります。太陽光の強さや人工光の場合による睡眠への影響など、睡眠に与える特定の変数が考慮されていないのも結果に影響を及ぼしていることも考えられます。

とはいえ、朝日を少しだけでも浴びることで睡眠の質が上がるのならば、やってみる価値はありますよね☆

 

 

【参考文献】
[Does sunlight exposure predict next-night sleep? A daily diary study among U.S. adults]

 

 

 

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