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本当に、「果糖ブドウ糖液糖(HFCS)は悪だ!」なのか?問題

清涼飲料水などに入っております、「果糖ブドウ糖液糖(HFCS)」。
HFCSは、健康を害する添加物の定番とされていて、過剰摂取することで

 

  • 脂肪肝リスク
  • インスリン抵抗性の悪化

etc.

 

といった危険性があります。今回は、そんなHFCSが巷に言われているとおり悪なのかについて、深掘りして参ります。「スポドリとか、けっこう飲んでいるんだよなぁ…」っていう人は、どうぞ参考に♪

 

 

HFCSにおける肝臓への健康リスク

 

これは2025年に出た系統的レビューでして、23,006件の研究のうち重複を除去した後、16,955件の研究がスクリーニングされ、抄録スクリーニング後に16,930件が除外、20件の論文が全文レビューされ、19件が除外されました。その結果、1件の非ランダム化試験が選ばれたものとなっております。

対象となったのは、アルコール摂取量が少ない、または全くない成人(18歳以上)85名で、対象者には以下の4つのグループにわかれてもらいます。

 

  1. HFCS 0%の飲料を飲むグループ(対照グループ:甘さはHFCSドリンクと同レベルの人工甘味料を使った飲料を飲む。)
  2. HFCS 10%の飲料を飲むグループ
  3. HFCS 17.5%の飲料を飲むグループ
  4. HFCS 25%の飲料を飲むグループ

 

なお、濃度についてですが、1日の総カロリーの何%をHFCS飲料で摂取するかで決めております。参加者にはそれぞれの飲料を12日間毎日摂取してもらい、肝臓脂肪やインスリン感受性を測定していったそうです。

なので、25%となると、相当量の果糖ブドウ糖液糖を摂ったことになりましたので、個人的には「オエッ!」てなります…。

 

結果なのですが、

 

  • 肝臓脂肪:HFCS 25%グループのみ肝臓脂肪が増加した
  • インスリン抵抗性:すべてのHFCSグループで増加した
  • 体重:変化がなかった

 

総評として、HFCSを摂取することで肝障害を引き起こし、インスリン抵抗性を悪化させるという結論です!

とはいえ、系統的レビューであっても、非ランダム化試験1件では、エビデンスとしては貧弱としか言えません。レビューとなると複数のランダム化比較試験(RCT)が必要ですし、結論ありきな選抜方法でかなりバイアスがかかっっている感が否めません。他のデータでは肝臓脂肪や筋肉の異所性脂肪も増加しなかったというデータが得られていますので、これだけ現段階の結論を出すのは早計でしょう。

もっと信ぴょう性の高いデータが得られるまでは、なんとも言えないのが現状でしょうな☆

 

 

【参考文献】
[The impact of high fructose corn syrup on liver injury and glucose metabolism: a systematic review]

 

 

 

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