仕事中に、どうしても集中力が削がれてしまう…。
また、なんだか仕事が捗らない…。
誰しもが、そのような経験があるかと思います。
実のところ、僕自身、そういった経験が多々あったりします(笑)
今回は、脳のパフォーマンスが削がれてしまう原因を取り上げていきます。
原因を知り、それを回避することで、僕らの脳のパフォーマンスを保つという、ちょっと受け身な方法で話を展開していきます。まあ、結果的に集中力が持続できればいいとは思いますので、どうぞ参考にしてください☆
≪Contents≫
僕らの脳のパフォーマンスが削がれる原因
僕らの脳のパフォーマンスは、いろいろな原因で削がれていまいます。
以下の3つが、脳のパフォーマンスを低下させてしまいますので、なるべく除外していくことが先決です。
もし、これらのために作業効率が低下し、僕らの貴重な時間が奪われてしまうなら、なるべく関わらないようにしていきましょう!
スマホからの通知
ミシガン州立大学の研究で、人間の集中力は『2.8秒』邪魔が入っただけで途切れてしまうことが分かっています。
実際の実験では、学生たちに集中力が求められるパソコン作業を行ってもらいます。その際、途中でポップアップ画面を開いてその表示する時間を変えていきました。
その結果、わずか2.8秒のポップアップ画面が開くだけで参加している学生たちの作業スピードが半分以下まで低下してしまいました。
さらに、もう少し時間を長くするとどうなるのかということも調べられていて、このポップアップの表示が4.4秒の場合は1/3まで作業効率が下がってしまいました。
これは何もスマホの通知だけではなく、友人や恋人、周りから声をかけられた場合も同様に起こります。
メールやLINE が鳴り、一瞬意識がそちらに向かっただけでも、作業効率の低下が起きてしまうという悪影響があるのです。
睡眠不足
オーストラリアの研究によれば、17~19時間眠らずにいると、認知能力は血中アルコール濃度が0.05%のときと同程度まで低下するといいます。この状況というのは、多くの人にとって日常的なことであり、昼寝といった仮眠を取っていない人に該当します。
この状況から、さらに2~3時間起きていると『0.1%=酒気帯び運転』と同程度に達するといいます。
20時間続けて起きていると、酔っぱらっているのと変わらない脳のパフォーマンスになってしまうのです。
米国運輸省道路交通安全局の局長マーク・ローズカインド氏は、次のように言っています。
寝不足になると、人としてのあらゆる面、あらゆる能力が損なわれ、低下する。
すなわち、判断力、反応時間、状況把握能力、記憶力、コミュニケーション能力、それらが20~50%するということだ。
栄養素の問題
多くの脳内物質の主材料が『ビタミンB群』です。
したがって、ビタミンB群が不足すると、脳内物質が正常に分泌されなくなります。
現代人は、常に様々なストレスにさらされています。
複数のことを同時進行し、ずっと集中し続ける必要がありますし、公私における人間関係の悩みも持っています。こうしたストレスへ対抗するためにも、脳内物質が分泌されます。
つまり、大量のビタミンB群が使われた末に枯渇すると、エンジンが切れたように、うつ傾向に陥ってしまうのです。
また、セロトニンやドーパミンといった脳内物質の生成には『鉄』も必要です。
特に女性は、定期的に月経で血を失います。
集中できない・満たされないといった落ち込みの原因は、ビタミンB群不足以外にも鉄不足である可能性が高いのです。
最後に『糖質』ですが、脳は糖質を栄養源としています。
問題なのは、糖質過多や血糖値が急激に上がったり下がってするといった不安定です。
糖質は一定数必要ですが、血糖値がなるべく一定に保たれた状態にすることが理想です。
僕らの脳のパフォーマンスが低下する原因の一部がコチラ…。
- スマホ
- 睡眠
- 栄養
脳のパフォーマンスの低下を原因の一部に、スマホの誘惑や睡眠不足、脳を動かす動力源の不足があります。
まずは、これらを解決してはじめて、工夫といったものに移れるものかと思っています。
なんでもかんでも、脳のパフォーマンスの向上法や、作業効率の技術や理論ばかり追いかけるものではありません。
まずは、基本中の基本というものを見直していくことが先かと思います。
スマホなんて、昔はありませんでしたし、睡眠不足や栄養不足・糖質過多も、昔はありませんでしたからね!
しっかり食事をする、休憩として少し昼寝をする、少しスマホから距離を置くということしをしていきましょう♪
【参考文献】
[Momentary interruptions can derail the train of thought.]
[アリアナ・ハフィントン著 本間徳子訳 『スリープ・レボリューション 最高の結果を残すための「睡眠革命」』]